ここから本文です

イオン、ファミリー世代攻略は子ども向け新業態から

日刊工業新聞電子版 10/2(日) 14:24配信

「キッズリパブリック」を2020年までに30カ所に

 イオンが「ファミリー世代」に照準を合わせた店舗展開を進めている。中核子会社であるイオンリテール(千葉市美浜区)は、ダイエー店舗を転換して開いたイオンスタイル東戸塚店(横浜市戸塚区)の3階フロア全体を、子ども向け新業態「キッズリパブリック」の旗艦店に位置づけた。

 フロア内に子どもの遊び場やイベントスペース、管理栄養士や助産師らが母親などの相談に応じるスペースを設けた。母親らの交流会も開く予定だ。岡沢譲治イオンスタイル東戸塚店長は「子育てしやすい街づくりの一助になれば」と狙いを語る。

 売り場の中心部には、グループ会社のイオンファンタジー(千葉市美浜区)が運営する、遊戯施設を併設したカフェ「カフェもりっちゃ」を設けた。宮腰賢一新規事業開発本部新規事業推進グループゼネラルマネジャーは「子どもを見守りながら、母親らがくつろげる空間を目指した」と説明する。

 イオンはキッズリパブリックの設置数を、現在の9カ所から2020年2月末までに30カ所に増やす方針だ。イベントや相談会などの取り組みは売り上げに直結するとは限らず、手間が掛かるが、モノを売るだけでは来店者増は見込めない状況だ。「イベントなどの“コト”対応や場の提供をしていく」(大島学イオンリテール取締役専務執行役員)ことで、リピーターを増やす方針だ。

最終更新:10/2(日) 14:24

日刊工業新聞電子版