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東芝撃破! 宗像サニックス、地元で燃ゆ。全勝守ったサントリーと来週激突。

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン) 10/2(日) 18:05配信

 リーチ マイケル主将は2度同じ言葉で勝者を称えた。
「勝つべきチームが勝った」
 熊本のちびっこたちを招いての試合後のセレモニー、そして記者会見の冒頭に言った。
「サニックスの方が激しかった。この試合へのフォーカスもできていた」
 福岡・宗像にあるグローバルアリーナのスタジアムが何度も沸いた。フルタイムの笛が鳴ると同時に大きな歓声が起こった。
 10月2日、宗像サニックスが東芝を31-21で破った。これで今季4勝1敗。トップリーグの4位だ。

「入る前に決まっている」。パナソニックFL布巻峻介、タックルを語る。

 先手は前半7分に東芝がとった。ラインアウトからモールを押して相手の反則を誘う。PKから速攻を仕掛け、最後はCTBリチャード・カフイがインゴールに入った。「あちらは前の試合で負けているから最初からプレッシャーをかけてくる」というサニックス・藤井雄一郎監督の読み通りだった。
 ただし、東芝のディフェンスは外が弱いという見立ても当った。ボールを動かし続けたサニックスは、前半16分と19分にトライを重ねて逆転した。
 ひとつめのトライはラインアウトからだった。FL田村衛土が走り、ボールを散らし、隙を見つけては走った。最後は左にパスをつなぎ、WTB屋宜ベンジャミンレイが切れ込んでインゴールに飛び込んだ。その直後には、キックオフボールを受けて自陣から果敢に攻めた。WTBアンドリュー・エブリンハムが右ライン際を抜け出して大きくゲインすると、つなぎ、まわし、仕上げはHO隈本浩太だった(ゴールも決まり12-7)。
 その後2トライを奪われて12-21と逆転された。9点のビハインドで前半を終えたサニックスだったが、その後も攻め抜く姿勢を貫き、それが勝利を呼んだ。

 後半に入って先に流れをつかんだのは東芝だった。FWが接点を前に上げ、攻撃を重ねる。何度も敵陣深く攻め込んだ。その時間は5分近く続いた。
 そこをしのぎ切ったのが勝者には大きかった。リーチ主将は言った。
「暑かった。(完全な)アウェー。そしてサニックスは自陣からでも攻めてきた(から疲れた)」
 勝者は自陣でプレーすることにネガティブにならず、そこでアグレッシブにいくことが勝利へつながると信じた。東芝のエネルギーを奪う。セットプレーやFWプレーでの圧力を削ると。
 7 分にFKから速攻を仕掛け、左サイドを攻略して前進。大きく右に展開する途中、PRヘンカス・ファン・ヴィックのパスもうまくつながった。FBジェイミージェリー・タウランギがラインブレイクし、WTBエブリンハムがフィニッシュした。
 3分後にはキックオフボールを受けたところからアタックしてCTBロビンス ブライスが走る。サポートしたSH濱里耕平が逆転トライを決め、SO田代宙士がゴール成功。26-21とスコアをひっくり返した。
 17分には東芝ラインアウト後のモールでNO8新井信善がボールをもぎ取って前進し、トライラインの上にボールを置いた(31-21)。スコアは最後まで動かなかった。

「開幕前から(ホームということもあり)勝ちたかった試合。それも自分たちのスタイルを出して勝とうと思っていた」
 そう言った藤井監督は、「この2週間、本当にいい練習ができた。これで勝てないならしょうがない。そう思えるほどのものでした。選手たちはよくやった」と喜びを噛みしめた。
 田村主将も仲間を愛でた。
「FWはFWの仕事をしっかりしました。相手の自信のあるところをしっかり受け止めて負けなかった。そして(自分たちの)自信のあるBKで勝負できた」
 チームの歴史の中で初めて東芝に勝ったことは誇りだ。それより、やって来たことを出し切れたことが嬉しかった。

 この日もう1試合おこなわれたトップリーグでは、サントリーがキヤノンに37-22で勝ち開幕から続ける連勝を5に伸ばした(山梨・中銀スタジアム)。サントリーとサニックスは来週(10月8日)、長崎で激突する。

最終更新:10/2(日) 18:05

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

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