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幽玄の世界を堪能、名護屋城跡で本丸薪能 佐賀

佐賀新聞 10/2(日) 11:02配信

 佐賀県唐津市鎮西町の国特別史跡「肥前名護屋城跡」で1日、本丸薪能が開かれた。玄界灘を望む高台に設けられた特設舞台で、約700人が天下人・秀吉をとりこにした能の宴(うたげ)を堪能した。

 唐津市出身の能楽師・齊藤信隆さんによる「小督(こごう)」で午後4時に幕開け。狂言「仏師」の最中には、空は夕日であかね色に染まった。すっかり日が暮れ、舞台前ではかがり火が揺れる厳粛な雰囲気の中、人間国宝の大槻文蔵さんが能「葵上(あおいのうえ)」で締めくくり、観客を幽玄の世界へいざなった。

 薪能は、約420年前の「文禄・慶長の役」を機に桃山文化が花開いた名護屋の地で、日本の伝統文化を広めようと旧鎮西町時代の1990年に始まった。合併後は3年に1度開催。前回は雨で屋内に場所を移したため、本丸跡では6年ぶりの開催となった。

最終更新:10/2(日) 11:02

佐賀新聞