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野球とゴルフの「ノウハウの共有」が生んだ、インタラクション動画とは?

Full-Count 10/2(日) 19:27配信

動画に触れると何かが起きる…「+」に触れると欲しい情報がそこに

 いつもパ・リーグTVの動画を見ている千葉ロッテファンの方は、もしかしたらお気づきかもしれない。ここ最近、千葉ロッテのホームゲーム時に行われるヒーローインタビュー動画に限り、パ・リーグTV内で配信される動画プレーヤーが変更されている。

 動画が再生されるという基本的な部分は変わりないが、ヒーローインタビュー動画を再生していると、動画内にフッと「+」の記号が出現。その記号をクリックすると、千葉ロッテ公式サイトの選手紹介ページ、あるいはオンラインショップページ内にある商品ページに飛ぶことができる。気になる選手や商品の情報を、いわば直感的に、すぐに知ることができるのだ。

 このサービスは「インタラクション動画」と呼ばれ、富士通システムズ・ウェストのサービスに、パシフィックリーグマーケティング(以下PLM)と千葉ロッテが協力してスタートした。パ・リーグとしては、昨年10月、パ・リーグTVのプラットフォームを使用して行われた女子プロゴルフトーナメントの配信ですでに実施。ラウンド中の選手たちを映している動画内に「+」の記号が表示され、使用しているゴルフウェア、ゴルフクラブ、サンバイザーなどへの紹介ページが閲覧できるようになっていた。そのノウハウを「逆輸入」の形で野球に展開したのが、今回の取り組みである。

ライブ映像にも対応できるように検討・調整中

 このサービスを提供している富士通システムズ・ウェストの山本健二氏は「忙しい現代人が見たい映像や、欲しい情報に容易にアクセスできるサービスを模索しております」と語り、今後の展開については「成長の見込まれる動画広告分野などへの展開も図っていきたいです」と続けた。

 それ以外にも、今後は事象が終わった後の動画だけではなく、ライブ映像にも対応できるよう検討・調整を進めていくという。まずはそのための基礎作りとして、より多くのインタラクション動画を制作し、ファンの反応を見ていく予定だ。

 ITはまさに日進月歩であり、スポーツビジネスの世界においてもアンテナを張り巡らし、そのスピード感についていく必要がある。PLMとしても、「新しい野球ファンを増やす」というミッションに向けて今後もさまざまなテクノロジーを取り入れていく方向となっている。

 昨年実施した「他競技」であるゴルフトーナメントへのパ・リーグTV配信プラットフォーム貸し出しのノウハウを、今回は野球へ生かすことができた。一見するとミッション達成へ向けて遠回りに見える垣根を超えた取り組みも、このような形で還元されていくのだろう。

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

最終更新:10/2(日) 19:27

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