ここから本文です

「世紀の大発見」紹介 日本海イノベーション、金大プログラム

北國新聞社 10/2(日) 3:36配信

 日本海イノベーション会議の金大プログラム(金大、本社主催)は1日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれた。「科学、世紀の大発見」をテーマに、同大理工研究域の2教授が重力波の発見と、日本が初めて命名権を獲得した新元素「ニホニウム」を紹介した。

 米徳大輔教授は「アインシュタインの予言から100年、重力波発見!―金沢大学衛星の挑戦―」と題して講演した。昨年、米大学を中心とした国際実験チーム「LIGO(ライゴ)」が世界で初めて観測した重力波の検出方法などを解説し、「重力波天文学が大きく発展する最も重要な局面だ」と強調した。

 重力波の発生源とみられる中性子星の衝突や合体で発生するとされる「ショートガンマ線バースト」の観測などを目的に、金大が2018年度に打ち上げを予定する超小型衛星の概要も説明した。

 横山明彦教授は「日本初の新元素『ニホニウム』113番目に周期表入り!―錬金術と超重元素―」をテーマに、理化学研究所(理研)がニホニウムを発見した経緯や実験方法を解説した。

 理研が原子番号83のビスマスと、同30の亜鉛を高速でぶつけて核融合させ、人工的に元素を合成する核反応実験で、ロシア・米国の研究チームとの競争に勝ったことを紹介した。新元素の発見が、技術開発や原子の研究などにもたらす影響を伝え、「核反応はいわば現代の錬金術だ」と説いた。

北國新聞社

最終更新:10/2(日) 3:57

北國新聞社