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茶の湯の奥行き示す 金沢城・兼六園大茶会、きょう最終日

北國新聞社 10/2(日) 3:36配信

 金沢城・兼六園大茶会(石川県茶道協会、北國新聞社、一般財団法人県芸術文化協会など主催)は2日目の1日、金沢市中心部5会場に茶席が設けられた。大勢の来場者に、藩政期から培われた茶の湯文化の奥行きを示した。

 兼六園時雨(しぐれ)亭は、宗●(そうへん)流金沢支部が担当した。床(とこ)に相国(しょうこく)寺(京都市)管長である大龍和尚がしたためた一行「松老雲閑(まつおいてくもしずか)」を掛けた。客人をもてなした支部長の向井宗無さん(金沢市)は「豊かで、静かな気持ちでお茶の一服を楽しんでほしいと考えた」と茶席の構成を語った。

 8月に東京から金沢に引っ越したばかりのフランス出身のシェフ、パケ・ローランさん(46)は「お茶道具は美しい。非常に深い味がした」と話した。

 金沢城公園玉泉院丸に面した玉泉庵では、煎茶(せんちゃ)道松月流北陸支部が茶席から見える城の石垣を山々に見立て、「山里秋景」の雅題にふさわしいもてなしを繰り広げた。

 金沢21世紀美術館松涛庵(しょうとうあん)では裏千家淡悠会、中村記念美術館旧中村邸では表千家澤永会、松風閣では宗和流宗和会が茶席を担当した。

 最終日の2日は午前9時から午後3時まで。茶席券は3席セット3500円、1席1300円となる。めいてつ・エムザと伊藤園が協賛している。2日の担当社中は次の通り。

 ▽兼六園時雨亭 裏千家野島宗栄社中▽金沢城公園玉泉庵 遠州流金沢兼六支部▽金沢21世紀美術館松涛庵 皇風煎茶禮式石川弘風会▽中村記念美術館旧中村邸 大日本茶道学会金沢支部▽松風閣 裏千家井奈宗孝社中

 ●はギョウニンベンに編のツクリ

北國新聞社

最終更新:10/2(日) 3:57

北國新聞社