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【香港】国慶節初日、団体客3割減=小売りも不振

NNA 10/3(月) 11:30配信

 国慶節(中国の建国記念日)連休(10月1~7日)を迎え、初日の1日に香港を訪れた中国本土からの団体旅行は前年の同日に比べ3割減少した。買い物スポットとしてこれまで本土客を引き付けてきた繁華街・尖沙咀の広東道(カントンロード)では、売り上げが激減する小売店も多いようだ。
 大公報など2日付香港各紙が伝えた。香港の旅行業界団体、香港旅遊業議会(TIC)によると、1日に香港を訪れた本土の団体旅行は150団体で、前年同日から31%減少。事前予想の180団体を下回った。
 個人客も伸び悩んでおり、香港政府入境事務処(入境管理局)は1日、大型連休が始まる前日の9月30日に入境した本土住民の数が前年同日比0.9%減の13万5,375人だったと発表した。
 業界では、2日以降に本土団体客が増え、連休全体の本土団体客は2割減になるとみている。
 蘋果日報などによると、広東道をはじめとする繁華街は人通りが少なく、各地に位置する小売店はいずれも不振。本土客に人気の薬局も伸び悩んでおり、日帰りの買い物客が多い新界・上水の薬局も売り上げが平常時に比べ3割落ちているという。高消費の本土客が減少していることを背景に、高級品店は落ち込みが目立つ状態だ。
 本土客向けに好調なのは、売り出されたばかりの米アップルの新型スマートフォン「アイフォーン(iPhone)7」のみという。小売業界は連休を通じて伸び悩むとの見方が多い。
 ホテル業界は高い水準で連休の予約が埋まっているものの、宿泊料を5~10%値下げしているため、実質の増収にはつながらないという。
 香港各業界の不振は、海外各国・地域が査証(ビザ)要件を緩和して本土客の呼び込みを強めているほか、香港ドルの上昇に伴い買い物の“お得感”が薄れていることも大きい。さらに、クロスボーダー電子商取引(越境EC)や海外製品を代理購入する個人ビジネス(代購)が普及し、香港に来なくても手軽に海外製品を購入できる環境が整っていることも香港にとって痛手だ。
 商品ラインアップが本土の店舗と変わらないことや、国慶節の大規模セールがないことも本土客にとって香港の魅力が薄れる要因との指摘もある。買い物以外で売りにできる観光資源が少なく、リピーターの獲得がうまくいっていない可能性もある。
 TICの董耀中(ジョセフ・トン)総幹事(事務局長)は、本土住民の海外旅行先が多様化していることを踏まえ、「国慶節連休に観光、小売りが活況となる以前のような状況は今後生まれない」と表現した。
 国慶節連休に国内外を旅行する本土住民は延べ5億8,900万人になるとみられている。
 
 ■好調な港貨中心
 
 深セン市前海地区の香港ブランドを中心とした輸入商品の販売センター「前海周大福全球商品購物中心(前海港貨中心)」では、国慶節連休に計7万人が来店する見通しだ。珠江デルタ地域からのマイカー客が期待できるという。
 入居する店舗のうち、粉ミルクや食品、日用品を扱う店舗は1日の販売が通常時から50%増から2倍にそれぞれ膨らんだ。
 前海港貨中心は香港の大手コングロマリットで、投資持ち株会社の周大福企業が運営。8月末に2期が先行開業し、1~2期を合わせた売り場面積は約2万平方メートル。海外産の粉ミルクや化粧品など本土住民に人気の商品をそろえたことに加え、2期は飲食、アミューズメント施設を増やしたのが特徴で、家庭層の取り込みを目指す。

最終更新:10/3(月) 11:30

NNA

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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核融合こそ未来のエネルギー問題への答えであり、子どもにだって世界は変えられる、テイラー・ウィルソンはそう信じています。そして彼はそのどちらにも取り組んでいます。14歳の時に家のガレージで核融合炉を作り、17歳となった今、直前の依頼に応えてTEDのステージで自分の物語を(手短に)語っています。