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アルコール性肝障害マーカーの販売を開始

MONOist 10/3(月) 8:55配信

 シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスは2016年9月16日、アルコール性肝障害マーカーの「N-ラテックス CDT」試薬の販売を開始した。

 同試薬は同年7月6日に、アルコール性肝障害マーカーとして国内で初めて体外診断用医薬品の承認を取得。全自動血漿蛋白検査システム「ベーリング ネフェロメータII」と「BNプロスペック」の専用試薬となっている。現在、保険適用申請の準備中で、保険適用までは主に検診項目として販売する。1~2年後に約1~1.5億円の販売を見込んでいるという。

 CDT(Carbohydrate-Deficient Transferrin:糖鎖欠損トランスフェリン)は、血中タンパク質の1つ、トランスフェリンから糖鎖が欠損した物質だ。大量のアルコールを継続的に飲んでいるとこれが増える。具体的には、2カ月以上毎日、純アルコール量60g(日本酒換算で3合)を超える飲酒をするとCDTの値が上昇し、2~4週間断酒すると低下する。

 このため、総トランスフェリン中のCDTの比率(%CDT)を算出するCDT検査は、習慣飲酒のマーカーとして有用とされている。飲酒しても、アルコールに敏感に反応するはずのガンマGTが上昇しない人(ノンレスポンダー)にも有効だ。また、アルコール性肝障害と非アルコール性肝障害を鑑別する補助診断にも用いられる。欧米では交通関連企業のドライバーの検診などに多く利用されているという。

最終更新:10/3(月) 8:55

MONOist

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