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清水翔太 今までは「エンタテインメントをする」ということに対して“逃げ”もあった/インタビュー3

エキサイトミュージック 10/3(月) 21:45配信

 
■清水翔太/New Single『My Boo』インタビュー(3/4)



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「『君が好き』も封印したかったんですけどね」

――ところで、今日の段階では、日本武道館と大阪城ホールの公演を残していますが、今回のツアーはどうでしたか?

翔太:すごく良いものができているなと思います。自分がライブに求めていたものが半分くらい手に入ったような感じがする。結局、自分が好きなことをやっている姿が一番カッコいいんだろうなと思ったし、お客さんもすごく乗ってくれてる感じが伝わってきたし。

――ライブのオープニング映像を観たときに、今回のライブは「集大成」と「破壊」をテーマにしているのかな?と思ったんですが、実際のところは?

翔太:どっちかというと破壊かな。集大成という感覚では作ってないですね。むしろ前回が「再生」をテーマにして、過去の楽曲たちを今の感覚で歌ったから。

――壊したかったのは、これまでに作りあげてきた清水翔太のイメージとか、知らず知らずのうちに出来上がっていたルールとか?

翔太:そうです。

――実際、今回はライブの流れや構成をずいぶん変えましたよね。バラードを激減させて、ミドル~アップ曲を増やし、自ら踊る部分も増やした。

翔太:そうしてみて楽しかったです。楽しかったというか、ライブをつくりやすかった。僕にとってライブが成功かどうかは、盛り上がったかどうかなんです。でも、盛り上がりがスッと遠のいていくような瞬間って絶対あるものなんですよ、間の悪さとか、いろんな要因があって。今までのライブスタイルはそうなってしまうリスクが高かったと思うんです。

――バラードで空気が落ち着いちゃったりして?

翔太:そう。でも、今回くらいアップテンポが多いと、流れとか空気が途切れない。すごくライブがやりやすいなと思いました。

――今回はピアノやギターを自ら演奏しなかったですよね。それはどんな意図から?

翔太:弾いたら弾いたで喜んでくれるだろうし、しっとり聴かせる場面だったら自分のリズムで弾けるからメリットはあるんだけど、今までは「エンタテインメントをする」っていうことに対して“逃げ”もちょっとあったんですよ。

――逃げ?

翔太:「逃げ」っていう表現はちょっと違うな。楽器……特にピアノに座っている画(え)って、もうそれだけで成立するからすごくラクなんですよ。

――演奏しているだけでサマになるから動きを考えなくていい、ってこと?

翔太:そう。でも、そのスタイルに落ち着いちゃうのは、まだ早いなと思ったし、ひとつひとつの立ち居振る舞いも含めたエンタテイナーというところに挑戦したくなったんです。『PROUD』でならそれができるんじゃないかと思ったし。

――そのぶんライブをつくる厳しさは以前より増したでしょ?

翔太:だから毎公演、映像を見返したんです。今までそういうことはあまりしなかったけど、今はひとつひとつの動き……踊る曲はもちろんだけど、そうじゃない曲も何気ない立ち居振る舞いが気になって。「これはカッコいいな」と思ったら毎回繰り返したし、「これはダサいな」と思ったらやらないように気をつけたんです。

――そもそも今回はライブ定番曲だった「HOME」も封印しましたからね。

翔太:なんなら「君が好き」も封印したかったんですけどね。けど、そういうお約束みたいなのを辞めようと思ったんですよ、今回は。

――だからこそ、とにかく新しさを感じたライブでした。ファンから「『HOME』やってくれないんだ……」みたいな声はなかったですか?

翔太:そんなになかったです。もちろん聴けるなら聴きたいでしょうけど、僕も含めてみんなの望みを全部同時に叶えることはできないから。「今まででいちばん楽しかった」っていう意見も多いし、「これが今の翔太の表現なんだ」って、すごくいい感覚で受け取ってくれたんじゃないかと思ってますね。

最終更新:10/4(火) 21:30

エキサイトミュージック

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