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清水翔太 ささいな出来事から如何にドラマを描くかが勝負の分かれ目/インタビュー2

エキサイトミュージック 10/3(月) 21:45配信

 
■清水翔太/New Single『My Boo』インタビュー(2/4)



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「milk tea」の方向の清水翔太像が完璧に失われるわけにはいかない

――あと、「one for the money, two for the show」というヒップホップの常套句を「one for da honey, two for my all」と韻を揃えながらラブソング向きのフレーズに変えたのも見事だと思った。

翔太:そういう遊びをシングル表題曲でできるっていうのが、今の僕の面白さかなって思います。ライミングへのこだわりとキャッチーさのバランスをどう取るか。そこをいろいろ考えた結果生まれたのが「My Boo」なんです。

――カップリングの「milk tea」はどんなイメージで作ったんですか?

翔太:これは僕の最も得意とするというか、“THE 翔太ソング”という感じなんですけど、最近ミルクティーにハマってよく飲んでいて、そこから着想を得て作ったんです。これはすごくいい歌詞が書けたので気に入ってます。

――そう。本当に素晴らしい歌詞だなって思いました。

翔太:この曲では、ミルクティーみたいな関係の2人でいられたらいいよねっていうことを言いたかったんです。ミルクと紅茶、2つ混ざって美味しいっていう。それを如何に上手く表現できるかっていうところで考えていって、ミルクティーにまつわる言葉をできるだけ多く使っていったんですよ。「注ぐ」とか「混ざる」とか。

――たとえば「愛情を注ぐ」とか奥ゆかしい日本語だもんね。そういう表現を重ねていった結果、詩情が豊かになった。

翔太:僕が思うに、クリエイターって、如何に日常にあることとかしょうもないキッカケから素晴らしいモノを作れるかってことだと思うんです。たとえば、何年も付き合った彼女と別れましたとか、大切な人が亡くなりましたとか、旅で素晴らしい出会いがたくさんありましたとか、そういう大きなドラマがあったら、それを題材にして良い曲をつくれるのは当然なんですよ。

――感情がいろいろうごめくだろうしね。

翔太:そうじゃなくて、日常的なことやささいな出来事から如何にドラマを描くか。そこが勝負の分かれ目だと思っているから、僕はそういうことから曲を作ってみることも結構好きなんですよね。

――あと、エレピが主役の曲は久々だよね。

翔太:そうですね。だからか、この曲の入り方は気に入ってます。エレピと歌でバッといきなり始まる感じがすごく好き。

――『PROUD』があったこともあるのか、こういう曲調は新鮮な印象がありました。「パソコンの前に座ってマウスをカチカチやってます」っていうんじゃなく、「鍵盤の上にそっと手を置いて作りました」みたいな。そういう人肌の温もりを感じさせる曲っていう。

翔太:「僕にはそういう部分もありますよ」っていうのをここら辺で聞かせておかないとなっていう意識も作るときにありました。曲をつくるときはタイトルとかテーマで、おおよそのサウンドの方向性を決めるんですね。たとえば「クラブでの恋愛」がテーマだと思ったらエレピは触らない。別にそういう曲があってもいいけど、基本ナシ。でも、『PROUD』があって、表題曲が「My Boo」となったときに、こういう方向の清水翔太像が完璧に失われるわけにはいかないなっていう気持ちもあったので。だからこそ、あったかいミルクティーというテーマを選んだところもあるんですよね。

最終更新:10/4(火) 21:30

エキサイトミュージック

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