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元祖「タコのすべり台」 200人以上が盛大にお別れ会

東スポWeb 10/3(月) 16:59配信

「タコのすべり台」は日本全国の公園にある。その第1号とされる東京都調布市の調布駅前公園(通称タコ公園)のすべり台が姿を消すこととなった。9月30日午前9時半、同公園で同市主催による「タコのお別れ会」が行われた。 

 タコのすべり台は開園前年の1971年に設置された。89年に赤色からピンク色に塗り替えられ、2009年には再び赤色になった。40年以上の長きにわたって多くの子供から愛されてきた。

 お別れ会には、200人以上の地元の人たちや、タコのすべり台愛好家らが集まった。市民グループによる吹奏楽のボランティア演奏の後、公園を利用していた保育園児たちによる飾りつけが行われた。

 地元保育園の園長は「今日は子供たちと来ました。子供たちには、『タコさんは海に帰るのよ』と言っています。絵も公園に飾っていただきましたので、記念写真を撮って帰ります」と語る。

 このすべり台を造ったのは、前田環境美術(東京都渋谷区)という会社。同社は、公園遊具やモニュメント、橋上施設などの設計・施工を行っている。創業時のデザイナーで、現在は彫刻家である工藤健氏が「抽象的な形態を持っていて、クネクネとしたデザインのすべり台に頭をのせたらタコになる」ことを発見した。調布市緑と公園課によると、駅前再開発の関係で公園自体が閉園に。すべり台はコンクリートでできているので、移設するためには、膨大なお金がかかってしまうことから、移設もできなかった。

 公園内には、長年にわたってタコのすべり台の写真を撮影し続けてきた調布市在住のフォトグラファーである西山貞子さんの写真や、園児たちの絵が展示された。

 タコのすべり台は、セレモニー終了後も多くの子供に囲まれ、お母さんたちがカメラのシャッターを切っていた。

最終更新:10/3(月) 16:59

東スポWeb