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【はい上がったDeNA】覚醒した4番・筒香 本塁打激増の理由

デイリースポーツ 10/3(月) 14:00配信

 DeNAは今季、11年ぶりのAクラスとなる3位に入り、球団史上初めてCSに進出する。長きにわたる低迷を抜けだし、上昇に転じた要因はどこにあったのかを検証する。第1回は筒香嘉智外野手(24)を取り上げる。プロ7年目の今季、44本塁打、110打点で2冠を獲得し、球界を代表する強打者に成長した。データから、その躍進に迫る。

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 DeNA初のCS進出は、4番・筒香の成長抜きには語れない。14年に22本塁打で初めて20本塁打をクリア。昨年の24本を経て、今季は44本塁打。長距離砲としての才能を一気に開花させた。

 興味深いデータがある。本塁打の方向を見ると、14年が中堅から右方向が20本に対し、左方向は2本。昨季は24本塁打全てが中堅から右方向だった。しかし今季は、中堅から右方向が30本に対し、左方向は14本。左方向への本塁打が激増している。

 打球方向の内訳を見ると、この3シーズンで大きな変化はない。つまり意識して左方向に打っているわけではなく、中堅から左方向への打球が失速することなくフェンスを越えるようになったことが分かる。

 昨年12月はドミニカ共和国のウインターリーグに参加。大リーグ級の投手と対戦したことで「動きすぎるとボールもブレる。静かに強く振ることが大事だと再認識しました」と、収穫を口にしていた。さらに昨オフから今季序盤にかけて、逆方向にも強い打球を飛ばす練習を続けてきた。今では自然に身についており「打球方向は意識していない。来たボールに対して、強いスイングをすることを常に意識している」と話している。

 打席で目指すものは常に自分のスイング。逆方向への一打も、いわゆる“流し打ち”ではなく、豪快なスイングから生み出されたものが大半を占めている。一皮むけ、真の大打者への一歩を踏み出した。

 レギュラーシーズンでは上位チームに強かったのも、CSに向けて心強いデータだ。ファーストSで対戦する巨人には打率・319、7本塁打を記録。またリーグ優勝した広島には打率・359、11本塁打で、ともにセ・リーグ5球団との対戦成績では最高の数字だ。巨人、広島にとっては脅威と言えるだろう。

 侍ジャパンでは4番も務める筒香。球団初のCSで、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。DeNAファンならずとも楽しみだ。(データはスタッツ・ジャパン提供)

最終更新:10/3(月) 14:20

デイリースポーツ