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映画「続・深夜食堂」の多彩な出演陣に、監督は「気が遠くなった」

コミックナタリー 10/3(月) 22:05配信

安倍夜郎原作による実写映画「続・深夜食堂」の完成披露上映会が、本日10月3日に東京・丸の内TOEIにて開催された。

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イベントには小林薫、河井青葉、小島聖、キムラ緑子、渡辺美佐子、多部未華子、不破万作、安藤玉恵、宇野祥平、金子清文、須藤理彩、小林麻子、光石研、松岡錠司監督が登壇。出演陣のバックには、映画の大ヒットを記念して制作された全長4mを超える巨大熊手が登場した。まず最初に小林薫は「壇上に上がっている人数が多いもので、何度も拍手させてしまってすいません」と挨拶。続けて「ドラマは4シリーズ目で、映画は2作目。こんなに続くとは思っていませんでした。誰しも言う『前作よりもうんと面白くなりました』という言葉は聞き慣れてると思いますが、本当にグレードアップしました。また違う『深夜食堂』の味わいが繰り広げられていると思います」と、本作をアピールする。

次に7年間続くシリーズにゲスト出演したことについて、各キャストからコメントが。テレビで「深夜食堂」を観ていたという渡辺は「私、こういうお話大好きです。人間ってバカでかわいくて切なくって」と語る。また一緒に仕事をするのは5作品目という松岡監督について、「私より若いのにすっごい生意気で、『そこは美佐子さん、まじめにやって』とか言うんです。言いたいことをどんどんおっしゃるんですが、なぜか私は『そうね』と素直に聞いてしまって。そんな力を持った松岡さんとお仕事できてうれしかったです」と振り返った。

同じくゲスト出演を果たしたキムラは「情緒があってゆるやかな感じがほんとにすてき。せっかちで早口な私は『そぐわないかもしれないな、浮いちゃったらどうしよう』と思ってたんですが、食堂のセットって思ったより小さいんですよね。横にいる不破さんとの距離がほんと近くて……。そういう距離でセリフを言うことで、口調が優しくなるんです。映画を観たんですが、想像してたより声が大きくなかった」と、笑い混じりに話す。

そして前作の映画「深夜食堂」で初登場し、本作でレギュラーになった多部。「今回のお話が来たときに、『ラッキー!』とガッツポーズをしました。でも取材の方に『レギュラーとして……』って言われるのがまだこっ恥ずかしいです」と、はにかんで答える。

またテレビシリーズからレギュラー出演している宇野は「7年間続いてるけど、ずっと変わらない深夜食堂があって、でもみんな歳を重ねてて。そういう顔の変化でも年月を感じてもらえたら」と、見どころを語る。そして金子が「多部さんをはじめレギュラーの方が増えて楽しく観られました。町内会に新しい顔が増えた感じ」と述べると、松岡監督からは「言ってることがよくわからない」という突っ込みが。そして「このような緊張感のなさ。まあよく言えばすごくリラックスしてるんです。それが映画に映し出されてます」と監督は続けた。

終盤に小林薫は、「この映画は路地も料理もそうですが、人物も主役だと思っていて。それぞれ常連のお客さんに人生っていうドラマがあって。不破さんなんかドラマが滲み出てるでしょう」とコメント。それを受けて監督は「(この人数をまとめるのは)気が遠くなりますよね。20代から80代まで、この幅の広さは面白いと思います。ひとつの映画の中でさまざまな人たちが入れ替わり立ち替わり出てきて、クオリティの高い演技のアンサンブルを奏でる、というのは僕のテーマでもあったので。庶民の人情喜劇を魅力的な人たちが演じることで、いかにそれが面白いか確かめていただきたい」と、観客に向けて語る。そして最後に小林薫は「(本作で)『深夜食堂』の題材っていうのはいくらでもあるんだなと思いました。こういうお話もまた紡いでいけるんだ、って楽しんでいただければ幸いです」と締めくくった。

「深夜食堂」では深夜しか営業していない風変わりな「めしや」を舞台に、やってくる客たちの人間模様を描く。3編の物語からなる映画「続・深夜食堂」は、11月5日にロードショー。10月21日からはドラマの新シリーズが、Netflixにて全世界190カ国で配信される。

※記事初出時、本文中のキャスト名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

(c)2016 安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会

最終更新:10/3(月) 22:25

コミックナタリー