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住友鉱山と日立金属、銅関連2事業の合弁解消。リードフレームは住友、伸銅は日立のそれぞれ完全子会社に

鉄鋼新聞 10/3(月) 6:00配信

 住友金属鉱山と日立金属は30日、リードフレームと伸銅品の2事業で合弁を解消することで合意したと発表した。リードフレーム合弁であるSHマテリアルは住友金属鉱山が、伸銅事業の合弁であるSHカッパープロダクツは日立金属が、それぞれ完全子会社化する。実施は2017年1月初旬の予定。主力の半導体関連分野は市場の変化が速い。完全子会社化で経営スピードをアップすることで環境変動によりスムーズに対応できる体制とする。

 住友金属鉱山と日立金属は13年7月から2事業で合弁。リードフレームでは両社の技術や拠点体制を生かし、成長が見込まれる電気自動車やスマートグリッド関連市場での拡大を目指してきた。伸銅品では合弁化により川下のリードフレーム事業への供給を拡大し、コストや技術面でのシナジー発揮を推進した。今般、市場環境により迅速に対応する体制を敷くため、合弁解消を決めた。
 SHマテリアルは現在住友金属鉱山が51%、日立金属が49%を出資。売上規模は約400億円で国内3社、海外7社の生産子会社を有している。主力製品はパワー半導体向けのリードフレーム。
 SHカッパープロダクツは住友金属鉱山と日立金属の折半合弁。銅条や電気用伸銅品、銅加工品などを手掛けており売上規模は約400億円。茨城県土浦市に本社兼工場を有している。
 合弁関係は解消されるが、SHカッパープロダクツからSHマテリアルに対するリードフレーム用銅条の供給は継続される予定となっている。合弁解消による株式売買が17年3月期の連結決算に与える影響は住友金属鉱山、日立金属ともに軽微。

最終更新:10/3(月) 6:00

鉄鋼新聞