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「大和茶のコト」 文房具で 農家励む姿 冊子に 奈良市の実行委員会

日本農業新聞 10/3(月) 7:00配信

 鉛筆やクリップ、サインペン、物差し。文房具で奈良市産の大和茶を表現し、生産現場や農家の苦労を発信した珍しい冊子が完成した。奈良市の茶農家らでつくる「お茶のテーマパーク実行委員会」が作成した。冊子名は「大和茶のコト」。制作に携わった市奈良ブランド推進課は「前例がないPRの手法。大和茶を知り、飲むだけでなく茶園に行き、生産者の話を聞きたくなるきっかけになればうれしい」という。

 昨年、「NPOならそら」が市内で開いた展示会で、文房具を使って大和茶を表現したことがきっかけとなって冊子作りが実現した。

 冊子は、放置すれば荒れてしまう茶畑を、生産者が日々管理し守り続けている様子を緑色のクリップを使って紹介。市内だけでも100軒を超えるとされる大和茶の生産者が、それぞれの思いや哲学を持って生産に励む姿を、100本の緑色や黄緑色の鉛筆などを用いて表現した。

 ターゲットは20~40代の女性や、インバウンド(訪日外国人)ら。大和茶を味わえる市内109件のカフェや洋菓子店、JAならけんのアンテナショップなども紹介している。

 市内で大和茶を生産する竹西農園の竹西多香子さん(57)は「斬新なデザイン。若いファン層をつかむとともに若手生産者が増えてほしい」と期待する。

 B5判14ページ。日本語版は5000部、英語版は1000部を発行。市内の観光案内所などで配布している。

日本農業新聞

最終更新:10/18(火) 18:56

日本農業新聞