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錦織は対戦相手変更にも焦らず対処、スタンド満員の初日勝利に「ほっとしている」 [楽天テニス]

THE TENNIS DAILY 10/3(月) 23:42配信

 10月3日に開幕した「楽天ジャパンオープン」(ATP500/本戦10月3~9日/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/賞金総額136万8605ドル/ハードコート)は、シングルス1回戦4試合とダブルス1回戦1試合が行われた。

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 第1シードの錦織圭(日清食品)はラッキールーザーのドナルド・ヤング(アメリカ)を4-6 6-2 6-2で退けたが、予選上がりの添田豪(GODAIテニスカレッジ)は世界ランキング46位のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に7-6(2) 3-6 3-6の逆転負けを喫した。

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 対戦するはずだったニコラス・アルマグロ(スペイン)が発熱のため今日になって棄権し、予選で敗れたヤングがラッキールーザーとして急きょ錦織の対戦相手となった。

「朝の段階でもまだニコとやるつもりでいたけど、(相手が代わったことを)伝えられてから準備する時間は十分にあったので、焦りなどはなかった」

 同年生まれのヤングとは10代の頃から対戦経験があり、ツアーレベルでも過去に3度対戦し、すべて勝っている。アルマグロに代わった相手がそういう選手だったことは、冷静に対処できた一因だったに違いない。

 とはいえ、簡単な勝利ではなかった。ヤングの立場から見れば、突然転がり込んだチャンスである。失うものはなく、攻撃的なプレーを前面に押し出し、左利きのフォアハンドの強打を武器に、持ち味の早い展開を仕掛けてきた。第1セットは錦織の浅いショットに対して容赦なく攻め込み、得意の回り込みのフォアハンドも効いていた。

 第9ゲームで2度ブレークポイントを握った錦織だが、4度のデュースの末、結局ブレークはならず。次のゲームで15-30からのダブルフォールトが響き、ブレークを許すと同時にセットを失った。

 しかし、アンフォーストエラーやボールの浅さなど、失セットの原因は自分のほうにあったことはわかっていたという錦織には、修正すべき点は見えていた。第1セットのヤングのプレーが「ずっと続くとも思わなかった」という。第2セット以降はよりボールを左右に散らし、高低差もつけて相手のリズムを崩しにいく作戦は功を奏した。

 0-1から5ゲームを連取。早い段階でブレークしていっそう落ち着きは深まった。

「ファイナルはなかなかブレークできなかったけど、負けるかもという不安はなかったですね」

 どの大会でも初戦は難しい------トッププレーヤーの誰もが口にすることだ。多くのファンやスポンサー、大会関係者すべての期待を背負うホームならなおさらだろう。しかし、それをプレッシャーでなく力に変える術はもう心得ている。

「ほっとしましたね。1試合目なのでそんなに簡単にいくとは思っていなかったけど、次はもうちょっとリラックスして臨めたらなと思います」
 
 2回戦は、粘り強いストロークが持ち味のジョアン・ソウザ(ポルトガル)との初対戦となる。

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 添田にとって11回目の「ジャパンオープン」だったが、初の勝ち星には届かなかった。「自分の持てる力を全部出していこうと思った」という添田には、予選を突破してきた勢いもあり、好調だという実感もあった。

 持ち味の低い軌道の正確なショットを左右に散らしてベルダスコを苦しめ、第1セットのタイブレークを危なげなく奪取。しかし、第2セット以降は、果敢にネットに出ていく添田に対し、ベルダスコのパッシングショットが頻繁に決まり始める。

「ファイナルでもう1回上げていきたかった」というが、元世界7位はそれをさせてくれなかった。

 添田は敗れたが、明日登場する3人の日本勢------西岡良仁(ヨネックス)、ダニエル太郎(エイブル)、杉田祐一(三菱電機)の中から、錦織に続く初戦突破者が現れるだろうか。
 
(テニスマガジン/ライター◎山口奈緒美)

最終更新:10/3(月) 23:59

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