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BTCC:スバル・レヴォーグ連勝も及ばず。シビックのシェドンが逆転王座獲得!

オートスポーツweb 10/3(月) 18:21配信

 2016年、1シーズンの新記録となる12人の勝者が誕生する記録的な激戦となったBTCCイギリス・ツーリングカー選手権。その最終戦となるブランズハッチ・ラウンドが10月最初の週末に開催され、ディフェンディングチャンピオンであるチーム・ダイナミクスのホンダ・シビック・タイプRをドライブするゴードン・シェドンが大逆転でシリーズ2連覇を飾った。


 選手権上位8名に王者の可能性を残したまま迎えた最終戦。これまでシーズン後半戦をポイント首位で引っ張ってきたBMW125i Mスポーツ、ウェスト・サリー・レーシングのサム・トルドフは、土曜の予選からウエイトにも苦しめられ10番手がやっと。その予選で速さを見せたのが、同じFRマシンであるシルバーライン・スバルBMRレーシングのレヴォーグをドライブするコリン・ターキントンだ。

 オープニングのレース1で優勝、レース2もチームメイトのジェイソン・プラトを引き連れてのワン・ツーフィニッシュで連勝し、自身3度目の王座に向け大きく可能性を手繰り寄せると、「この週末を迎える前には信じられない結果だ。ここで2回も勝てるなんて思ってもみなかった。75kgのウエイトはきつかったし、ジェイソンのすぐ背後にゴードンのシビックが迫ってきていたのがハッキリ見えていた。次のレースでも、やれるだけのことはやってみるよ」と、最後のレース3に望みをつないだ。


 迎えた今季ファイナルとなるラウンド30のレース3。スターティングポジションは、レース2トップ7のリバースグリッドとなり、BMWのトルドフは3番手、レース2で2台のレヴォーグに続き3位に入賞していたシェドンが5番手、そしてターキントンが7番手からのスタートとなった。


 スタート直後は先頭を走るフォード・フォーカスのマット・ジャクソン、メルセデス・ベンツAクラスのエイデン・モフェットに続き、3番手を死守していたトルドフだが、ジョシュ・クックのMG6 GTをかわしたシェドンが背後に迫ると、7周目にすぐさま仕掛け、最終コーナーでインサイドに飛び込みオーバーテイク。

 これで3番手に浮上すると、その後もすぐにBMW 125i Mスポーツを引き離しにかかり、大きなギャップを築くことに成功した。



 しかしレース終盤、プロトンのクラッシュでセーフティカーが導入され、残り3周のファイナルスプリントの展開に。

 ここでもシェドンは、順位を上げてきたメルセデス・ベンツAクラスのアダム・モーガンからの激しいプレッシャーをしのぎきり、3位をキープしたままフィニッシュ。ライバルのトルドフがベンツの後方5位でレースを終えたため、わずか2ポイント差で逆転。2005/06年のマット・ニール、2007/08年のファブリツィオ・ジョバナルディ以来のタイトル2連覇を決めた。


「本当に幸せな結末だ!」と、マシンを降りた直後に興奮気味に振り返ったシェドン。

「スタートでレヴォーグのプラトにピットウォールに寄せられて、コースの残り幅がどんどん“洋梨”みたいに狭まっていって、残り10メートルもないところまで追い詰められて慌てたよ」

「ホンダ・シビックRは本当に信じられないぐらい素晴らしいマシンだった。ニールやジョバナルディ以来の連覇だし、近年はそれを実現するのが厳しいぐらいハイレベルなシーズンが続いていた。それが最後の最後で達成できたのは、本当に感動だ!」

 一方、惜しくも選手権リーダーの座から滑り落ちたトルドフは「これほど長くにわたって選手権を引っ張ってきたのに、タイトルを勝ち取れなくて本当に悲しい。今日はこれ以上、できることはなかったし、この3レースのリザルト(10位、5位、5位)は決して恥ずべき内容ではない。ゴードンが僕らを上回っただけのこと。1年を通して、僕らの強さは確実に1ランク以上レベルアップしたと思う」と、勝者を称えた。


 最終的に、シリーズチャンピオンのゴードン・シェドンは308ポイント、BMWのサム・トルドフが306ポイント、3位には292ポイントでフォード・フォーカスのマット・ジャクソン。4位に289ポイントまで迫ったスバル・レヴォーグのターキントンが入っている。



[オートスポーツweb ]

最終更新:10/3(月) 18:28

オートスポーツweb