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86/BRZ:オートポリス代替の第5戦、井口卓人が初優勝。プロクラスでBRZに初勝利

オートスポーツweb 10/3(月) 20:51配信

 十勝スピードウェイで行われたTGR 86/BRZレース第5戦は、プロフェッショナルシリーズを井口卓人(CG ROBOT BRZ BS)が初優勝。そして、クラブマンシリーズでは4勝目をマークした松原怜史(asset・テクノ・BS 86)がチャンピオンを獲得した。

 本来、86/BRZレースの第5戦はオートポリスで行われるはずだったが、平成28年熊本地震の影響で中止となり、十勝スピードウェイで第7戦と併せ、2レース開催となった。まずは土曜日のうちに第5戦の予選、決勝レースが行われ、日曜日に第7戦の予選、決勝レースが行われる。

 金曜日までは北海道らしく、幾分涼しさを感じる気候だったものの、土曜日は好天に恵まれて気温も上昇。そのため、金曜日の専有走行とは、上位陣の並びもガラリと入れ替わっていた。

「昨日の感じなら、(1分)35秒3がターゲットタイムだったんですが、ちょっと届かなかったですね。でも、路面とタイヤのマッチングも良くて、トップかどうかは別として、いいタイムが出せたという感触はありました」と語る平中克幸(GY RACING 86)が1分35秒405をマークしてトップ。

 しばらくはチームメイトの元嶋佑弥(GY RACING 86)が2番手で続いていたが、終盤からアタックを開始した井口卓人(CG ROBOT BRZ BS)が30秒544をマークして、間に割って入ることとなった。

 しかし、前回からの持ち越しペナルティによって、平中と元嶋は6グリッド降格に。そのため、井口が86/BRZレースでは初めてのポールポジションを獲得することとなった。「チームのおかげです。僕は何も変わっていないんですが、前回からタイヤが新しくなって、それに合わせたクルマを作ってくれました。このところ、いい流れが来ていますので、この調子で86/BRZレースも行っちゃいたいですね」と井口。

 なお、ほかにもペナルティを受けたドライバーもいたため、繰り上がって2番手につけたのは実質2レース目の坪井翔(コクピット館林N群馬BS86)。「ラッキーです。まわりがペナルティで落ちてくれたりしていたので。クルマにはだいぶ慣れてきて、唯一不安があるとすれば、初めて走るコースだということだったんですが、予選までにうまく合わせることができました」とフロントローに並べたこともあって、大喜びの様子をみせた。

 2列目に並んだのは阪口良平(AREA86倉敷)と、久々の登場となる山野直也(CABANA P.MU 86)。そして、ポイントリーダーの佐々木雅弘(asset・テクノ・BS 86)は8番手から決勝に挑むことになり、「このコースに、僕の走りがうまく合わせられない」と頭を抱えていた。



 決勝レースは予選同様、コンディションに恵まれ、青空の下でバトルが繰り広げられた。「スタートもうまく決まりました」とポールシッターの井口は、難なく1コーナーにトップで飛び込んで行ったのに対し、坪井は完全に出遅れてしまい、山野と阪口、そして服部尚貴(OTG DL 86)の先行を許すことに。

 そればかりか坪井はその後、後続車両の追突を受けて順位を落としてしまう。徐々に差を広げていく井口と同様に、山野も阪口をじわじわと引き離していくなか、後方から激しく追い上げてきたのが元嶋だった。

 9番手からスタートし、6周目には5番手に浮上。8周目には服部をかわし、さらに阪口との差も詰めていく。そして11周目の1コーナーでは、ついに3番手に浮上。最後は山野にも迫ったものの、あと一歩及ばなかった。



 その間にも井口は難なく逃げ切りを果たし、自身にとっても、そしてスバルBRZにとっても初めてのプロフェッショナルシリーズでの初優勝を飾ることに。「やりました! 今週は金曜日の練習から調子が良く、クルマもすごく乗りやすかったんです。普段だと予選で失速しちゃうこともあったんですが、今回はそれもなく(苦笑)。ただ、この十勝で勝てるとは思ってもいませんでした。明日も粘り強く走って、連勝できたら最高ですね」と井口。

 そして、2位は山野が獲得。「スタートが決まったのが(2位になれた)最大の理由。明日も、こんなにうまくいくかどうか分からないけど、またいいレースができたらいいですね」と、久々の表彰台に満足そう。

「まさか表彰台に上がれるとは思いませんでした」と語る元嶋が3位を獲得。4位は阪口が、そして青木孝行(ケーエムエスADVAN 86)が5台抜きを果たして5位に、佐々木が6位を獲得している。

 クラブマンシリーズではタイトルに王手をかけた、松原怜史(asset・テクノ・BS 86)が今季3回目のポールポジションを獲得。「今日で決めたい」と宣言し、まさにその通りの展開とした。

 オープニングラップこそ手塚祐弥(栃木スバルOTモチュールBRZ)の追随を許したものの、徐々に差を広げていくことに。後半は手塚のペースが優ったものの、前半に作った貯金が活かされ、最後はコンマ2秒差ながら辛くも松原が逃げ切りを果たして今季4勝目をマーク。その結果、悲願のタイトルを早々と手にすることとなった。

「とにかくスタートと前半が重要だと。後半のことは考えず、いきなりプッシュしました。やっぱり最後は近づかれましたが、そうそう抜けるコースではないので、要所を押さえて逃げきれました。今はもう、最高の気分です。今までそこそこレースしてきましたが、こんなにつらかったシーズンは、ありませんでしたから」と松原は素直な気持ちを口にしていた。

 一方、最後まで続いた橋本洋平(カーウォッチ86ポテンザED)との激しいバトルの末に、3位を得たのは菱井將文(CUSCO BS 86)。ジムカーナチャンピオンもレースでの表彰台は、意外にもこれが初めて。「どこまで抑えていいものか、ヒヤヒヤしながら走っていました」と、苦笑いの様子だった。

[オートスポーツweb ]

最終更新:11/18(金) 17:22

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