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旅行、黒糖、居酒屋… 台湾で目立つ「沖縄」看板、なぜ?

沖縄タイムス 10/3(月) 10:30配信

 【仲地清通信員】台北市内で「沖縄」の文字が入った看板が目立つ。台湾の人々が沖縄に対し良いイメージをもっている証拠だと、台湾に住む大方の沖縄出身者はみている。「ジャパン・エアライン(JAL)」など国名としての日本、または“ジャパン”を前面に出した看板は多いが、都道府県名を冠にした看板はほとんど見当たらない中で、沖縄を冠した看板はとても目立つ。

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 台湾の桃園国際空港で最初に気づくのは「沖縄(琉球)行」の表示だ。クルーズ関係では「四天沖縄・石垣(沖縄・台湾4日間)」、飲料関係では「沖縄黒糖奶茶」「沖縄紅麹鮮冰沙」、食べ物だと「沖縄黒糖面包(パン)」「沖縄日式碳烤」、スーパーでは県産品の「多良間島黒糖」「今帰仁黒糖」「伊江島黒糖」「珊瑚の塩」の商品が飾られている。

 台湾在の沖縄出身者が経営する居酒屋「美島 沖縄」「沖縄居酒屋 静風58」、新婚旅行写真関係では「沖縄密月婚紗」などもある。

 4月に赴任した沖縄県産業振興公社台北事務所の吉永亮太所長は「沖縄は日本の一部で、台湾に一番近い日本のリゾートアイランドとみている。近い日本に魅力を感じている」と話す。

 長年、沖縄の物産を台湾に輸入してきた日商沖縄物産企業連合台湾営業所の陳保所長は「台湾の年配の方が、日本統治時代に味わった沖縄産黒糖にノスタルジーを感じている」という。

 沖縄ツーリスト台湾支社の輿那覇正雄所長は、台湾支社開所以来11年間の台湾勤務を踏まえ「沖縄の名がブランド化した」と認識。「沖縄に旅行した若い人が、ネットで沖縄の観光地や食べ物、交通事情、人情の厚さなどを流して情報が循環し、沖縄の名前が広がってきた。県民も台湾での沖縄人気を支えてほしい」と話す。電信電話会社や百貨店も景品に「沖縄行切符」を付けて、その相乗効果を加速させている。

最終更新:10/7(金) 12:00

沖縄タイムス