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長雨で秋冬野菜に遅れ

紀伊民報 10/3(月) 17:01配信

 9月中旬から続く長雨の影響で、和歌山県紀南地方では秋冬野菜の苗の植え付けができない状況が続いている。ポットの苗が弱り、順調に育つか農家らは不安がる。雨は今後も続くと予想されており、収穫の遅れも心配している。

 アメダス南紀白浜のデータによると9月は12日以降、雨が降る日が続いている。10月2日までの21日間で雨が降らなかったのは7日間だけ。そのうち連続したのは26、27日と29、30日だけ。

 JA紀南営農指導課によると紀南地方では、秋になれば水稲の裏作として野菜を栽培する農家があり、苗の植え付けが9月中旬から始まる。ブロッコリーやレタス、タカナ、ハクサイ、キャベツなどの葉菜で、主に10月末まで続く。

 その苗を植える前に土を耕し、肥料をまき、畝を作らなければならないが、雨水が残っていれば耕しても壁土のようになり、野菜栽培に適した土壌にならない。田んぼの場合、土が乾くには晴天が4、5日間続く必要があるという。

 JA紀南管内では約60戸の農家が育苗センター(白浜町才野)で苗を購入している。注文制のため、今年は、植え付けの準備ができないままに苗を引き取り、ポットに入れたままにしているのがほとんど。

 裏作で主にレタスを栽培する白浜町中の山本孝一さん(55)も苗の植え付けができないでいる。「秋の長雨はある程度は覚悟しているが、ここまで続くのはそうない。なるべく水はけが良い田んぼに変更して早く植えたいが、苗は弱っており、しっかり育つか心配だ」と話す。

最終更新:10/3(月) 17:01

紀伊民報