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復興へ商業施設整備 いわき、川俣で起工式

福島民報 10/4(火) 9:49配信

■にぎわい生む場に いわき久之浜

 東日本大震災の津波で被災した福島県いわき市久之浜町の商店街を再生する商業施設「浜風きらら」が来年4月にもオープンする。久之浜町商工会の他、飲食店や食品小売店など9つの事業所が入居し、地域ににぎわいを生む拠点となる。3日、現地で起工式が行われた。
 新たな商業施設は株式会社「浜風きらら」と久之浜町商工会が国の津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金などを活用し、約2億円を投じて建設する。敷地面積は約2300平方メートル。鉄骨平屋で、建築面積は約810平方メートル。町商工会、日本郵便、美容院1店、食品小売り2店、飲食3店、雑貨小売り1店が入居する。会議室1室を設ける。
 起工式には約30人が出席。地鎮祭を行った後、浜風きららの高木重行社長が「津波で多くを失った地域に元気と活力を再生していきたい」とあいさつし、坂本一朗久之浜町商工会長が式辞、清水敏男市長が祝辞を述べた。

■交流拠点にも活用 川俣山木屋

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域の福島県川俣町山木屋地区で来年5月のオープンを予定している商業施設の安全祈願祭は3日、現地で行われた。関係者が地域コミュニティーを再生する拠点の無事完成を願った。
 町が山木屋郵便局隣の114号国道沿いに建てる。鉄骨平屋で延べ床面積約625平方メートル。食堂、会合に使えるホール、食品や日用品を販売する店舗などが入る。食堂と店舗は町直営とし、臨時職員の採用、業務委託などをはじめとした具体的な運営体制を今後協議する。
 総事業費は約6億9000万円。経済産業省の補助金約5億円を活用する。町は商業施設を山木屋地区の復興拠点に位置付け、帰還した住民が集える場を目指す。町山木屋出張所の機能の一部も入る予定。
 安全祈願祭には約50人が出席した。伊藤智樹副町長らが玉串をささげ、工期中の安全を祈った。

福島民報社

最終更新:10/4(火) 10:53

福島民報