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山木屋診療所が5年4カ月ぶり再開 地区唯一の医療機関

福島民報 10/4(火) 12:06配信

 東京電力福島第一原発事故に伴い避難区域となっている福島県川俣町山木屋地区で唯一の医療機関「山木屋診療所」は3日、原発事故で閉鎖して以来5年4カ月ぶりに診療を再開した。再開所式を行い、関係者が地域医療の充実を誓った。
 地区内に準備宿泊している住民のために開いた。約20人が出席し、伊藤智樹副町長が「今後も医療、介護、福祉の一層の充実に努める」とあいさつした。指定管理者の済生会川俣病院から医師として派遣される大庭敬所長が「住民に優しさ、安心を与えられる場にしたい」と決意を述べた。
 初日は山口鶴子医師が診察を担当し、患者の体調などを確認した。町内の農村広場仮設住宅に1人で暮らしている菅野ヒサ子さん(78)は「避難後に高血圧などで通院する機会が増えた。帰還後も近くに病院があるのは安心だ」と喜んでいた。
 町は平成23年6月の閉鎖前に指定管理者だった済生会川俣病院と再び契約を結んだ。閉鎖前は週3回だった診療日を月、水曜の週2回とする。診療時間は月曜日が午後2時から4時、水曜日が午前10時から正午まで。診察日は川俣病院から派遣された医師、看護師、事務職員が1人ずつ詰める。住民の帰還状況に応じて診療体制を見直す。
 問い合わせは済生会川俣病院 電話024(566)2323へ。

福島民報社

最終更新:10/4(火) 12:10

福島民報