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錦織 超一流の証だ!ガット張り職人の憧れの的に

東スポWeb 10/4(火) 16:46配信

 男子テニスの楽天ジャパン・オープンが3日、東京・有明テニスの森公園で開幕。シングルス1回戦で第1シードの世界ランキング5位・錦織圭(26=日清食品)は同81位のドナルド・ヤング(27=米国)に4―6、6―2、6―2で逆転勝ちし、3度目の優勝へはずみをつけた。リオデジャネイロ五輪銅メダル、全米オープン4強で風格も増した日本のエースは、世界中のストリンガー(ガット張り職人)からも熱い視線を浴びている。

 当初対戦予定だった同48位ニコラス・アルマグロ(31=スペイン)が体調不良で欠場。代役のヤングはジュニア時代から知る相手だ。第1セットを奪われる展開となったが、ストローク戦を中心に逆転。試合後の会見では「1試合目なので簡単にいくとも思ってなかった。次はもうちょっとリラックスして臨みたい」と話し、同34位ジョアン・ソウザ(27=ポルトガル)との2回戦へ気を引き締めた。

 リオ五輪、全米と抜群の好成績を残しての凱旋試合。4大大会と比べれば格は落ちるものの、錦織の試合への関心はいまや海外でも高まる一方だ。特に注目しているのが世界中のストリンガーだという。「(ストリンガーの間で)評価が変わってきたというのは感じます。アジアの一選手じゃなく、ワールドワイドな選手と認められてきている」。こう話すのは錦織の専属ストリンガーを務める細谷理氏(46)だ。

 印象的な出来事が先の全米であった。各国のストリンガーが集う作業場でのことだ。「ボクが圭のガット(網の部分)を張っているけど、臨時で(他の職人が)張らなきゃいけないこともある。そんな時『オレが張りたい』と言う人もいるんです。張ったことない選手だから。ストリンガー仲間にとっても憧れの的になっている」(細谷氏)

 これまで職人間でも羨望のまなざしの対象となるのは、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)ら一握りのトップだけだった。しかし、最近では錦織も加わるようになったという。

 選手とともに世界中を回ることもあるストリンガー。繊細な仕事ゆえに、担当以外の選手を見極める目も確かだ。そこで話題になり、評価されることは世界ランクとは別の意味で、超一流プレーヤーの一つのステータスといえるだろう。「本当のトップに行くまでの過程です」と細谷氏も力を込める。錦織が確固たる地位を築くのはこれからだけに、日本を含むアジアツアーでの成績にも熱い視線が注がれているというわけだ。

 細谷氏は「ソウザはネットプレーも少ないし、やりやすい」。次戦の必勝を予想した上で「第1シードの義務を果たしてくれると思う」と錦織の快進撃に太鼓判を押した。

最終更新:10/4(火) 22:23

東スポWeb

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