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センサーハブ向け、ルネサスが小型汎用マイコン

EE Times Japan 10/4(火) 11:35配信

センサー応用システムの小型化、省電力化に対応

 ルネサス エレクトロニクスは2016年9月、小型センサーハブ向けのローエンド汎用マイコン「RL78/G11」グループを発表した。24端子の小型パッケージ品ながら、最大13個のセンサーに対応することができる。産業機器やヘルスケア機器、農業分野など複数のセンサーを利用しデータを収集する用途に向ける。

 RL78/G11グループは、端子数で20端子、24端子、25端子と3タイプの製品を用意している。特に24/25端子製品は、アナログ入力11チャネル、シリアル通信6チャネルを搭載。最大13個のセンサー信号を入力することができる。しかも、スタンバイ状態でも動作するアナログ機能やシリアル通信(受信)機能などによって、複数センサーからデータが送られてきても、電力消費を極めて小さく抑えることができる。

 さらに、CPUのウェイクアップ時間は4マイクロ秒と速く、CPU動作状態を最適化するフラッシュ動作モード遷移などの機能も内蔵している。この他、相補型PWM出力や強制遮断に対応するタイマー機能、ハードウェアの不正動作を検知、診断する安全機能、割り込み信号を外部端子に直接出力するINTFOといった機能を搭載した。

 RL78/G11グループは、2016年10月よりサンプル出荷を始める。サンプル価格(税別)は、20端子LSSOPの「R5F1056AASP」で120円。2016年12月より量産を開始する。

新製品は、データセンターにおける空調機器の効率的な運用や故障予知、ウェアラブル機器による血圧や脈拍数などのデータ収集、農業分野における環境モニターなどで用いられるセンサーハブ装置などの用途に提案していく予定。

 開発環境は、同社製16ビットマイコン「RL78」ファミリー向けに用意されているツール群に加えて、小型の「プロモーションボード」や「お手軽プログラミングツール」も開発中である。プロモーションボードは、ボードのみでプログラムのデバッグや書き込みに対応し、ブレッドボードやインクペンを用いた試作に対応することができる。お手軽プログラミングツールは、GUI操作のみでマイコンのプログラムを開発することが可能になるという。

最終更新:10/4(火) 11:35

EE Times Japan