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阪神・横田 中村GMの思いを胸に、いざ来季へ

デイリースポーツ 10/4(火) 14:00配信

 阪神・横田慎太郎外野手(21)が飛躍を遂げようと必死になっている。今季は春季キャンプでプロ初の1軍スタート。アピールを積み重ね、オープン戦で打率・393という成績を残し、「2番・中堅」で開幕スタメンに名を連ねた。

 開幕戦の3月25日・中日戦(京セラドーム)で盗塁を決め、翌日には初安打、翌々日は初打点と順調にステップアップしていった。だが次第に調子を落とし、結果は0本塁打、4打点、打率・190。盗塁も4つにとどまった。残念ながらフルシーズン、帯同することはできなかった。

 その横田に並々ならぬ期待を寄せていたのが、昨年9月23日に急逝した中村勝広GM(享年66)だった。生前、掛布雅之2軍監督(61)に「横田(慎太郎)を1人前にしてくれ」と言っていたという。長打を打てるパワー、50メートル走6秒1を誇る俊足、遠投105メートルの強肩…。背番号24の全てに魅入られたのだろう。

 その言葉を受けた掛布2軍監督は、DC時代だった昨年のみやざきフェックス・リーグ期間中、チーム宿舎の自室でマンツーマンの特訓を敢行した。スポンジボールを使ってのトス打撃で、ポイントは「レベル(水平)に振ること」(掛布2軍監督)だった。

 通常の試合、夜間練習に加えての練習。朝から晩まで休む間もなく、疲労困憊(こんぱい)となってもおかしくない状況だったが、横田は「頑張ります!」と力を込め、毎日グラウンドでハツラツとしたプレーを見せていた。掛布2軍監督、そして中村GMの期待を肌で感じていた。

 3日からフェニックスが始まった。今年も特訓をやるのか、横田に聞くと「誰かに見ていただかなくても、自分1人で(成長)できるようにならないといけない。自分だけでやります」と返答した。1軍で味わった手応えや悔しさ。それらを経験したことで、さらに自覚が芽生えたように思った。

 今年のテーマは「三振しないこと」。バットに当てることで、自身の持ち味・俊足を生かす考えだ。さらに「遠くに飛ばすことも意識する」と長打を捨てるつもりもない。難しいことに挑戦しようとしているが、発言を聞く限り、迷いはないと感じる。

 来季への号砲は、もう鳴っている。来季でプロ4年目。たくましく成長することで、天国の中村GMも喜んでくれることだろう。(デイリースポーツ・山本祐大)

最終更新:10/4(火) 14:33

デイリースポーツ

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