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「海外都市部に日本旅館を 『星のや東京』は出発点」 星野リゾート社長

ITmedia ビジネスオンライン 10/4(火) 15:40配信

 旅館・ホテル運営の星野リゾートが10月4日に開いた定例プレス発表会の中で、星野佳路社長は今年7月に東京・大手町に開業した高級旅館「星のや東京」のビジネス状況などをコメントした。

【「長門湯本温泉観光まちづくり計画」の完成イメージ図】

 7~8月は客室稼働率が約5割で、外国人宿泊者は4割程度だった。星のや東京では客室稼働率6割、日本人と外国人の宿泊者比率を4:6にするのを目標にしているが、「8月は長期休暇などでビジネスが止まっている時期なので、海外から東京に来るビジネスマンは少ない。9月以降の実績を踏まえて(目標に対する成果などを)判断したい」と星野社長は述べた。

 今後については、もっと実績を出してハイアットやヒルトン、マンダリン・オリエンタルといった外資企業が運営する都市型高級ホテルとそん色ないことを海外の投資家や旅行客にアピールしたい考えだ。「星野リゾートが目指す海外展開はあくまで都市部への進出だ。星のや東京はその出発点と言える」と星野社長は力を込めた。いずれはニューヨークやサンフランシスコ、ロンドンなどの都市部に進出し、日本旅館に泊まるという選択肢を旅行客などに作っていきたいとした。

 そのほか、建設工事が大幅に遅れていた「星のやバリ」(インドネシア・ウブド)を2017年1月20日にオープンすることや、山口県長門市と協働で進める「長門湯本温泉観光まちづくり計画」の進ちょくに関しても報告した。

 このまちづくり計画は、同社の温泉旅館ブランド「界」を開業するにあたり、長門湯本温泉街全体を整備して活性化させようというもの。全国温泉ランキングで10位以内に入るなど(観光新聞社主催「にっぽんの温泉100選」で2015年は86位)、具体的な目標を掲げている。来年3月までに同計画の中核推進チームを立ち上げ、まずは2019年9月に一部施設のオープンを目指す。2021年度には全体を完成させる予定だ。

最終更新:10/4(火) 15:52

ITmedia ビジネスオンライン