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鳴門の強肩捕手・佐原が最後の公式戦「やりきった思いがある」

デイリースポーツ 10/4(火) 18:43配信

 「岩手国体・準決勝、履正社6-3鳴門」(4日、岩手県営野球場)

 鳴門は逆転で履正社に敗れ、決勝進出を逃した。3日の作新学院戦で満塁アーチを放ち、強肩で力強いスローイングを見せていた佐原雄大捕手(3年)は今大会を最後に本格的な野球を断念。今後は自動車の製造工場に就職し、社会人生活をスタートさせる。

 力強いスイングと強肩は目を見張った。今大会に出場している捕手の中でもトップクラスのスローイングスピード。だが大学・社会人など次のステージで野球を続けることは断念した。

 「理由は特に無いですけど…。就職すると決めたんで。2年生の時から試合に出させてもらって、いい仲間と野球ができた。やりきった思いがある」と佐原は言う。その実力を見た大学関係者から勧誘もあった。森脇監督は「3年生の中では一番最初に、関西の大学から誘いが来ました。続けてほしかったんですけどね」と苦笑いを浮かべる。

 実力と才能があるだけに、チームメートや先輩、家族にも協力を仰ぎ、指揮官は野球を続けさせようと尽力した。だが本人の意志は固かった。7月には左手首を骨折しながら我慢してプレー。今夏の甲子園で春の王者・智弁学園を撃破し、チームを8強へ導いた。

 それだけに「ベスト8にも入って、ここまで来られて良かった」と達成感を口にした佐原。「昨日の満塁ホームランが思い出になる」と高校野球で培った経験を糧に、社会へ飛び出していく。

最終更新:10/4(火) 19:04

デイリースポーツ