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ウエディングドレスのジッパーが壊れた……結婚式の直前、助けてくれたのはシリア難民だった

BuzzFeed Japan 10/4(火) 5:10配信

花嫁のカナダ人ジョー・ドゥさん。少女のころからの憧れの結婚式は、トロントの南西ゲルフにある川沿いの家を貸し切り、友人や家族を招くことにした。9月25日、天気に恵まれ、最高の式になるはずだった。その瞬間までは。【BuzzFeed Japan / 溝呂木佐季】

花嫁のドゥさんがウエディングドレスを着せてもらっているとき、ジッパーが壊れてしまった。誰も直せない。日曜日でどんなお店も閉まっている。花嫁の介添人は、隣家に走って助けを求めた。

隣家のデイビッド・ホブソンさんはCTVNewsにこう話す。

「きれいに着飾った花嫁介添人の女性が『ドレスを直す道具をもっていませんか』と訪ねてきたんです」

花嫁の介添人たちは、とりあえずホブソンさんからペンチを借りた。でも、うまく直らない……。

そのとき、ドアをノックする音が。シリアから難民として移住したイブラヒム・ドゥドゥさんだった。仕立て道具一式を持って、幼い息子と助けに現れた。

アレッポで28年間、仕立て屋をしていたドゥドゥさん。難民となり、4日前にボブソンさん宅に落ち着いたばかりだった。まだ英語が話せないドゥドゥさんだが、みんながグーグル翻訳を使って状況を説明すると、早速仕事に取り掛かった。

ものの数分、ウエディングドレスは完璧に直った。

シリア人のドゥドゥさんはCTV Newsに、役に立てて「とても嬉しいです。心からカナダの方たちの助けになりたいと思います」と話した。

ドゥドゥさんらシリア人50家族はゲルフの実業家ジム・エスティルさんが保証人となって受け入れていた。

花婿のアール・リーさんはCTV Newsに「僕たちはとても幸運だった。とても感謝しています」と話した。カナダ人であることに、これまでにないほど誇りを感じているという。花婿リーさんの両親も移民で、花嫁ドゥさん自身も移民だ。

花嫁のドゥさんは「恩人です。結婚式を救ってくれました」と感謝。花婿のリーさん「カナダは親切心によって、本当に素晴らしい国になっている。このことを僕たちの話からカナダの皆さんに思い出してもらえたら」と話す。

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最終更新:10/4(火) 5:10

BuzzFeed Japan

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