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県内公立小中学校の洋式トイレ46% 群馬県教委が初調査

上毛新聞 10/4(火) 6:00配信

 群馬県内の公立小中学校のトイレで洋式便器が占める割合が4月1日時点で46%だったことが3日、県教委が初めて実施した調査で分かった。各市町村は環境改善のため洋式化を進めているが、最も割合が高い中之条町が96%なのに対し、最低の昭和村は29%と自治体によって差がある状況だ。

◎中之条96%-昭和29% 自治体間に差

 洋式便器を衛生的な乾式の床と合わせて導入するケースが多い。学校のトイレは3K(汚い、臭い、暗い)だとして、使用をためらう児童生徒がいるためだ。ただ、一般住宅で和式が減っているため、「子どもに使い方を学ばせる必要がある」(太田市)との考え方や、「他人と同じ洋式便座に触れることに違和感を持つ子もいる」(桐生市)ため、和式の一部は残す方針の市町村は少なくない。

 割合が最も高かった中之条町は2013年度に四つある小中学校で一斉に改修した。「清潔感があり衛生的でメリットが多い」という。12市の中で最高の69%だった安中市は「予算が限られるため一気に改修できないが、子どもの希望に応えたい」と校舎改修に合わせた洋式化に加え、年に1校ずつトイレだけ改修している。

 富岡市は10年以内の100%を目標に掲げ、伊勢崎市は小学校23校でトイレ改修を計画的に進めてきた。昨年度まで耐震化工事を優先していた渋川市は「本格的なトイレ改修は今後の課題」としている。

 一方、29%で県内最低だった昭和村は「トイレ環境の改善は必要と認識しているが、他の設備の補修を優先している状況」と説明。体育館は4校とも全て和式で、「災害時の避難所になることを考えると洋式化した方がいい」との認識を示す。12市で最低の34%だった沼田市は「明確な目標はないが、校舎の改修に合わせて洋式化したい」としている。

 県教委の担当者は「市町村の方針に委ねているが、古さや衛生面を考慮して環境を整えてほしい」と話している。

最終更新:10/4(火) 6:00

上毛新聞