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造幣局、新都心に開局 希少な記念硬貨や古銭展示、博物館もオープン

埼玉新聞 10/4(火) 10:30配信

 東日本唯一の貨幣製造拠点となる造幣局さいたま支局が3日、埼玉県さいたま市大宮区北袋町1丁目に開局した。東京都豊島区の東京支局が名称を変更し、さいたま新都心の三菱マテリアル総合研究所跡地に完全移転。開局と同時に併設の「造幣さいたま博物館」も一般公開を始めた。希少な記念硬貨や古銭、勲章など資料約千点が展示され、製造工程も学ぶことができる。

 開局式で造幣局の百嶋計理事長は「造幣局は明治4年に大阪で創業して以来、日本の発展とともに歩んできた。東京支局は77年の歴史を閉じ、発展著しいさいたま市で役割を果たしていく。国民の信頼、期待に応えられるよう一層努力していく」と力を込めた。 さいたま支局開局に伴い、貨幣製造などを担う造幣局は大阪の本局、広島の支局を加えた3本支局体制となった。業務は東京支局を踏襲し、500円、100円の通常貨幣をはじめ、記念貨幣や勲章、金属工芸品などを製造するほか、指輪、ネックレスなど貴金属製品の品位証明も行う。

 同時にオープンした造幣博物館の延べ床面積は東京時代の約2倍の1786平方メートル。ロビーやビデオスペースを広めに確保し、利便性を向上させた。館内には“幻の金貨”とされる20円金貨や東京、札幌、長野など日本開催五輪の金、銀、銅メダルなどが並ぶ。

 開局式には、地元の政財界関係者も出席。清水勇人さいたま市長は「さいたま新都心の新たなシンボルとなる。社会経済に欠くことのできない重要な機能が本市に拠点を移し、新たな歴史を刻むことを心から歓迎する。全国から多くの来館者でにぎわうことを期待している」とあいさつ。

 大塚拓財務副大臣(衆院議員埼玉9区)は「造幣博物館は東京支局時代も年間5万人が訪れた。さいたま移転後も、鉄道博物館や盆栽美術館と並んで、地元の観光資源として愛される施設になってほしい」と祝福。県経営者協会の上條正仁会長は「整備予定の200メートルのサクラ並木も周辺商業施設とともに発展していければ」と期待した。

最終更新:10/4(火) 10:30

埼玉新聞

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