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過熱するアジア広告市場:「スパイクスアジア2016」受賞作品レポート

SENSORS 10/4(火) 15:33配信

アジア最大級の広告際「スパイクスアジア」が9月21日-23日にシンガポールで開催された。29回目を迎えた今年のスパイクスアジアにSENSORSは公式メディアサポーターとして参加した。今回は受賞作品からみえるアジア広告業界の変化についてお伝えする。

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■カンヌライオンズとスパイクスアジアの共通項と違い

29回目のスパイクスアジアにおけるエントリー部門は全部で20あり、アジア全域より5,132もの応募があった。また、今年からデジタル・クラフト、エンターテインメント、そしてミュージックが新設されている。
新設部門を聞くと、カンヌライオンズと全く同じ動きをしていることが分かる。 同じ主催者とはいえ、カンヌライオンズとスパイクスアジアの違いがどこにあるのか不思議に思い、会場でアワード担当者に質問をしてみた。

「大きな違いは2つ、エントリーの受付エリアと審査員です。エントリーはAPACで行われた広告作品のみの応募を受け付けており、審査員もAPACで活躍しているメンバーのみ選び招聘しています。そうすれば、よくカンヌで言われるアジア的文化的背景が理解しずらいという問題が解決し、フラットな見解で評価することができる。」とカンヌライオンズ/スパイクスアジアのアワード責任者、Susie Walker氏は言う。
また、今年の20カテゴリーにおける傾向について聞いてみると、「今年は特にデザイン、ダイレクト、ヘルスケア部門のエントリーが急激に増えました。3つの部門だけでなく全体的の応募数を見ても昨年の4,351エントリーから今年の5,132の数は想像していなかったことです。」

Walker氏は応募数が増えた一つの要因として「今年は、アジアの中でも初めて応募があった国もあるんです。例えば、モンゴルやバングラデシュから。広告賞に応募する動きがこのような国から出てきているのはとても嬉しいことです。デジタル分野でのエントリーではなくラジオ部門での応募ですが、これからこれらの国のインフラが整ったら急激にデジタルキャンペーンが急成長するかもしれませんね。」と今後のアジア市場の変化に期待を持っている様子でもあった。
また、Walker氏からは「一番応募が多い国はどこだと思いますか?」と聞かれ、日本かオーストラリアかなと思ったのだが、ダントツ日本からのエントリー数が多く今年は251の応募があったという。その中でいかに日本が存在感を見せたのか、早速受賞作品を見ていきたいと思う。

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最終更新:10/18(火) 16:56

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