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「夜間延長認めない」 NAA説明会、騒音下住民が反発 【動き出した成田第3滑走路】

千葉日報オンライン 10/4(火) 12:03配信

 成田空港を巡る先月末の四者協議会で第3滑走路の設置位置などが提案されたのを受け、成田市内の航空機騒音下住民で構成する「成田空港騒音対策地域連絡協議会」(成尾政美会長)は3日、同市役所で常任理事・監事会議を開いた。成田国際空港会社(NAA)は夜間飛行制限の緩和による発着時間の3時間延長などの機能強化案を説明。住民からは「夜間飛行延長は絶対に認められない」と反発する意見が相次ぎ、議論は平行線をたどった。

 会議にはNAAのほか、四者協の構成団体である国と県、成田市も出席した。

 発着時間の拡大を巡ってNAAは2013年3月末、午後11時台の運用時間外について、やむを得ない遅延の際に発着を認める弾力的運用を導入。その際、地元市町に「なし崩し的に運用時間が拡大しないようにする」と約束していた。

 成尾会長は「なし崩しの拡大はしないとの約束は何だったのか」と指摘。国やNAAは「3年前に約束した中での改めての提案は忸怩(じくじ)たるものがあるが、アジア諸国との空港間競争や日本経済は大変厳しい状況。理解してもらいたい」などと求めた。

 これに対し、参加住民からは「内陸空港である成田はほかの国際空港と事情が違う」「悪天候で午前1時まで飛行機が遅延した時の騒音はものすごい。夜間飛行制限は絶対に認めることはできない」「空港にはメリットがある案かもしれないが、住民にはデメリットしかない」など批判や不満が噴出した。落下物対策では、移転補償も含めた抜本対策を求める意見が上がった。

 議論は平行線をたどったが、NAAや国は「皆さんの要望を踏まえ双方向の議論を進め、納得してもらえるよう取り組む」との認識を示した。

 NAAは今後、空港周辺の芝山町、横芝光町などで、住民説明を順次実施し意見を聴く方針。

最終更新:10/4(火) 12:03

千葉日報オンライン