ここから本文です

府中に小中一貫「義務教育学校」 17年春2校移行、中国地方初

山陽新聞デジタル 10/4(火) 9:00配信

 広島県府中市教委は来年4月、府中小・中(元町)と府中明郷小・中(篠根町)を、小中学校9年間の義務教育を一貫して行う「義務教育学校」に移行する。基礎学力定着や中学進学時の環境変化に対応できなくなる「中1ギャップ」解消のため、学習内容の前倒し、学び直しといった小中一貫教育の充実を図る。市教委によると、設置は中国地方で初めて。

 義務教育学校は改正学校教育法で2016年度から制度化。中学校の学習を小学校に当たる学年に行うなどのカリキュラム編成や独自教科の設定ができる。校長は1人で、教員は原則小中両方の免許が必要。現在、13都道府県で22校が設置されている。

 市教委は08年度から全市立校(現在4中8小)に小中一貫教育を導入。中学教諭が小学校に出向く「乗り入れ授業」や運動会などの合同実施、小中教諭共同の授業研究などを行っている。府中小・中、府中明郷小・中はそれぞれ一体型校舎を使っていることもあり、義務教育学校にスムーズに移行できると判断した。

 市教委は今後、保護者説明会を開くほか、保護者、有識者が参加する準備委員会も設置予定。16年度中に市立学校設置条例の改正案を市議会に提案する。

 市教委学校教育課は「保護者らの理解を得て一貫教育をさらに推し進め、将来、地域や世界で活躍する子どもを育てたい」としている。

最終更新:10/4(火) 9:00

山陽新聞デジタル

なぜ今? 首相主導の働き方改革