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JFEスチール、小径電縫管事業を再編。JFE鋼管と川崎鋼管統合

鉄鋼新聞 10/4(火) 6:00配信

 JFEスチールは3日、グループの小径電縫管事業を再編すると発表した。来年4月1日にJFE鋼管(本社・千葉県市原市、社長・瀧本健一郎氏)と川崎鋼管(本社・神奈川県伊勢原市、社長・望月亮輔氏)を経営統合して新会社を発足。同年10月1日にJFEスチール知多製造所の小径電縫管ミルを新会社に移管する。商品・サービスの拡充で販売力を強化。国内の自動車・産業機械分野、海外向けを中心に拡販を図る。

 JFEグループの小径管事業はこれまで、3社がそれぞれの特性を生かした事業を展開。一方、昨年からJFEスチールに設置した鋼管センターを中心に、技術・人材の効率的活用の観点から、グループ全体の鋼管事業戦略の見直しを進めてきた。
 JFE鋼管は1949年(昭24)創業の三瓶金属が前身。68年にNKKの系列に入った。73年に鋼管建材に社名変更。JFEスチール発足後、2005年に現行名となった。現在、各種構造用鋼管、ガス管を製造している。
 川崎鋼管は47年(昭和22)創業。84年に旧NKKが資本参加し、現在はJFEスチールが100%出資。製造する鋼管の約6割が自動車部品向けで、外径対肉厚比(T/D比率)20%以上の小径厚肉電縫管製造を得意としている。
 JFE鋼管と川崎鋼管が経営統合して半年後、知多製造所にある4インチ、6インチの小径電縫管ラインを移管する。4インチミルは、自動車向け高機能・高加工性鋼管のHISTORY(ヒストリー)鋼管を製造している。新会社の生産能力は年間20万トン程度になる見込み。会社名などの詳細については、今年12月に決定する予定。
 グループの小径管事業を統合することで、3社の得意分野でシナジーを発揮。STKM(機械構造用鋼管)を中心に国内外の自動車・産機分野への拡販体制を強化する。

最終更新:10/4(火) 6:00

鉄鋼新聞