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誰もがなる可能性がある「うつ」 子どもの「うつ」サインを見逃すな!

ベネッセ 教育情報サイト 10/4(火) 16:00配信

うつ病患者が増えている。厚生労働省の調査によると、1996(平成8)年から2008(平成20)年の9年間で、患者数は2.4倍に増加。児童精神医学が専門の猪子香代先生によると、その傾向は子どもも同じだと言う。猪子先生に子どものうつ病の特徴について伺った。

誰でも落ち込んだり憂鬱になったりすることがありますが、愚痴を聞いてもらったり、たっぷり睡眠をとっておいしいものを食べたりすれば、また元気になるもの。ところが、憂うつな気分が続き、いつまでもふさぎ込んで、何事に対してもやる気がなくなることがあります。これが「うつ病」の典型的な症状です。大人がうつ病になると一般的には「悲しい」「つらい」と感じることが多いですが、子どもは「イライラ」することが少なくありません。症状をまとめてみます。



●子どものうつ病の行動に現れる症状
落ち着きなく動き回る、何をするのも遅くなる、話さなくなる、やらなければならないこともできない、面倒くさがる、集中できない、次の行動を考えることができない



●子どものうつ病の身体的な症状
食欲がない、体重が減った、食べ過ぎてしまう、体重が増えた、眠れない、いつまでも眠っている



ほかにも、楽しい気分になりたくて派手な服装をする、夜遊びするなど行動の変化もあります。これらは、失われつつある自分のエネルギーを保とうとするための行動です。こうした子どもたちの中には、つらい気持ちを抱えている子が少なくありません。



うつ病は、誰でもなる可能性がある病気です。子どもの心が弱いわけでも、保護者の育て方がよくなかったわけでもありません。子どもや自分を責めるのではなく、まず医療機関に相談してほしいと思います。診療で、実は発達障害だったというケースもあるのです。うつ病も発達障害も、治療で改善することが多く、早めに受診することが子どもを救うことになります。



出典:子どもがうつかもしれないと思ったら~子どものうつ病の特徴と受診の目安~【前編】 -ベネッセ教育情報サイト

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:10/4(火) 16:00

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