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ポケGOで問題続発 ごみ散乱、違法駐車… 千葉ポートパーク

千葉日報オンライン 10/4(火) 11:33配信

 腕時計型の周辺機器も登場し、依然として人気を集めるスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」。最近では全国各地で珍しいポケモンを求めて多くの人が集まり、トラブルにつながるケースが多発している。千葉ポートパーク(千葉市中央区中央港1)でも、空き缶やたばこの吸い殻が散乱している横で、大勢の人々が立ったまま、あるいは椅子を持参し黙々とスマホを見つめる異様な光景を目の当たりにした。(千葉市政部飽本瑛大)

憩いの場が一変

 緑と海に囲まれ、読書や運動をする地域住民の憩いの場だった同施設。しかし、ポケモンGOの配信が7月22日に始まって以来、様相は一変した。インターネット上で「珍しいポケモンが出る」とうわさが広まり、広場は連日、一心不乱に歩き回り、指を上下に動かす人々であふれた。

 広場近くのイタリア料理店「ポルトイタリアーナ」では、立ち入りを禁じた場所で育てていたハーブが踏み荒らされた。同店は花壇を撤去し、注意喚起の張り紙を作成したが、従業員の中野伸一さん(53)は「花壇があった場所は屋根が付いているから、雨が降ったときに多くの人が集まってきた。マナーの悪い大人が多く、みっともない」と語気を強める。

想定外の恩恵も

 千葉ポートタワーはポケモンGOによって思わぬ恩恵を受けながらも、頭を悩ませている。配信直後から館内の利用者は増え、7、8月の入館者数はそれぞれ前年比121%、118%。1階の無料スペースの入場者数に至っては前年比276%の約10万3千人と爆発的な増加。館長の斉藤久芳さん(61)は「館内の売店の売り上げも前年に比べて約2倍に増えた。他の要因もあるが、ゲームによって多くの人が集い、収入が増えたことは間違いない」。だが、「トイレ利用者の急増もあり、水道代が5割も増えた。またパーク内にはごみ箱がなく、ごみを捨てるためだけに館内に来る人も多い」と嘆いた。

不安解消に時間

 駐車場の問題も深刻だ。施設内には約250台を収容できる一般用と大型車・障害者用の二つに駐車場を分けているが、一般用が満車になると特別な駐車場に入り込んでしまう事態が続き、施設外ではバスやタクシーの待機所に駐車する車も。斉藤さんは「マナーの前に、まず法律を守ってほしい」と訴えた。

 管轄する県千葉港湾事務所では8月、ゲーム開発を主導した米ナイアンティックへ、ゲームに必要な道具を入手できる「ポケストップ」を施設内から削除するよう依頼したが、いまだ回答はない。市も遊び方に関する注意喚起をホームページに掲載するなどして対策を図るが、地域の不安解消には時間がかかりそうだ。

最終更新:10/4(火) 11:33

千葉日報オンライン

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