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奇怪で妖美 金田一作品の表紙絵 新見で7日から杉本一文原画展

山陽新聞デジタル 10/4(火) 23:20配信

 岡山県倉敷市ゆかりの作家横溝正史の「名探偵金田一耕助シリーズ」で作品の表紙絵を手掛けたイラストレーター杉本一文さんの原画展が7日、新見美術館市民ギャラリー(新見市西方)で開幕する。おどろおどろしい作品世界と併せて多くのファンを抱える奇怪で妖美な杉本ワールドが堪能できる。9日には杉本さんの講演会も開かれる。

 戦中戦後に倉敷市真備町地区に疎開していた横溝が、小説の舞台としてしばしば登場させる備中エリアを会場にしたイベント「巡(めぐる)・金田一耕助の小径(こみち)」(実行委主催)の一環。原画展の開催は中国地方では初めて。

 杉本さんは1947年、福井県出身。角川文庫の横溝作品の表紙絵を長年にわたって担当し、今回はその中から猫と妖艶な美女を独特の構図で描いた「本陣殺人事件」、手毬唄(てまりうた)にのっとった連続殺人というストーリーをイメージした毬を持つ童女の姿が、気品とともに恐怖を感じさせる「悪魔の手毬唄」など金田一シリーズの“岡山もの”を中心に約50点を展示する。

 会期は11月6日まで(祝日を除く月曜と11~13日は休館)。入場料200円(館内で開催中の特別展チケットを持参すれば入場無料)。講演会は9日午後1時半から美術館近くの新見保育所で。定員100人(事前申し込み不要)で、聴講料500円(原画展入場料含む)。講演会後にはサイン会、杉本さんとの原画展鑑賞も行う予定。問い合わせは実行委(086―426―3411)。

最終更新:10/4(火) 23:20

山陽新聞デジタル