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高橋尚成氏が見るセCS有利な球団は? 巨人にあって広島&DeNAにないモノ

Full-Count 10/4(火) 12:03配信

独走Vも広島に立ちはだかる“壁” CSは「すごく難しい状況」

 全日程を終了したセ・リーグは、広島が圧倒的な強さを発揮して25年ぶり優勝を決めた。2位には10年連続クライマックスシリーズ(CS)出場の巨人、3位には球団創設5年目にして初のCS出場を決めたベイスターズが入った。まずは、8日から始まるファーストステージ(3試合制)で2位・巨人と3位・DeNAが対戦。2勝したチームが、12日から始まるファイナルステージ(6試合制)で広島と対戦する。

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 レギュラーシーズンとは違い、クライマックスは短期決戦。どんな勝負の流れになるのか読めない部分があるが、昨季限りで引退した元巨人・DeNAの高橋尚成氏は「経験の豊富な巨人が有利では?」と見る。2000~2009年に在籍した巨人では3度日本一をつかんだ経験を持つ高橋氏に、セ・リーグのCSの行方を予想してもらった。

――今年は広島が断トツ優勝を決めましたが、CSもこのままの強さで勝ち上がりそうです。

「広島が勝ち上がればいいよねってところじゃないかな。広島にとっては、すごく難しい状況だと思う。25年ぶりの優勝で、初めて自分たちが(ファイナルステージで)待っていないといけない。CSって、自分たちがどこまで経験を持っているかが、大きなカギになると思うんですよ。広島は、ベイスターズが勝ち上がってくる方がやりやすいんじゃないかな」

――レギュラーシーズン中の直接対決では、広島は巨人、DeNAいずれに対しても13勝12敗で1つだけ勝ち越しています。結果だけを見ると、どちらでも変わりないように思えますが……。

「何でかと言うと、ジャイアンツはすごく経験が豊富だし、(短期決戦で)どういう風に戦うべきか、選手個々が分かっているから。今までCSでは追われる立場にいなかった広島が、追われる立場になった時、どうやって勢いをつけるか、どうやって自分たちの野球を腰を据えてできるかが重要になるでしょう」

DeNAを勢いづかせる三浦大輔の存在、「原動力になる可能性は十分にある」

――短期決戦の難しさもあるし、広島の場合、ファイナルステージまで約2週間ほど空いてしまいます。

「2007年に初めてCSが始まった時、ジャイアンツはリーグ優勝したんだけど、ファイナルステージで中日に3連敗して終わってしまった。対戦相手を待つ状況で、自分たちが何をやったらいいか分からずに、ファーストステージを勝ち上がって勢いに乗っていた中日にやられちゃったんだよね。短期決戦は、勢いに乗ったチームが強い。だから、どんな形であれ、勢いに乗る方法を見つけることが大事でしょう」

――そうなると、ファーストステージを勝ち上がるチームの方が、自然と勢いはついていますね。

「その勢いを、黒田(博樹)さんを中心とした広島の投手陣がどう抑え込むかでしょう」

――ファーストステージの「巨人-DeNA」は、レギュラーシーズンは14勝10敗1分けでDeNAが勝ち越しています。

「投手力で見たら、先発3本(菅野・マイコラス・田口)がしっかりしているジャイアンツ。高橋(由伸)監督やコーチ陣はほぼ全員、選手も大半が優勝を経験しているのも大きい。優勝を知らない選手でも、CSに10年連続で出場しているから、短期決戦の戦い方を知っている。勝つことが当たり前のように求められるチームだけに、その強さがこういう場面で発揮されるんじゃないかと思いますね」

――そうなると、CS初出場のDeNAは厳しい戦いを強いられるかもしれません。

「DeNAが怖いのは、勢いづくと止まらないこと。勢いづくと怒濤のような勝利ができる一方で、負け始めたら連敗する脆さもある。CSでどちらのベイスターズが出てくるかだけど、怖いのは三浦(大輔)さんの存在。あのチームにとって三浦さんの存在ってすごく大きいから、それが勢いにつながると怖い。最後に日本シリーズに連れていきたいっていう思いが、チームの和となり、原動力になる可能性は十分にあるでしょう。ただし、勝ち上がっても、絶対的な先発投手がいないのが厳しいかなぁ」

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最終更新:10/4(火) 12:03

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