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【ノーベル賞】世界上位の受賞数を誇る日本には、なぜ女性受賞者が1人もいないのか

BuzzFeed Japan 10/4(火) 17:01配信

東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんが医学・生理学賞を受賞した。これで、日本人のノーベル賞受賞者は25人(外国籍の取得者も含む)と、世界で7番目になった。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

とくに21世紀に入ってからは16人と「受賞ラッシュ」が続く。この数は、アメリカに次いで2番目の多さだ。

でも、女性受賞者は一人もいない。

世界ではいままで、48人の女性がノーベル賞を受賞しているのに(男性は800人以上だけれども)。

自然科学分野に限れば、女性受賞者は17人。数は多くはないが、それでも21世紀に入ってからは7人と、ペースは着実に上がっている。

女性初の受賞者は、ポーランド出身のマリー・キュリー(フランス国籍)。「キュリー夫人」として知られている彼女は、1903年にノーベル物理学賞を、1911年には化学賞を取っている。

ちなみに、娘のイレーヌ・ジョリオ=キュリーも、1935年にノーベル化学賞の受賞者だ。

昨年はアジアで初めての女性が受賞した。

中国の屠ユウユウさん。北里大学特別栄誉教授の大村智さんたちと、医学・生理学賞を共同受賞した。

男性の「受賞常連国」であるアメリカ、イギリス、フランス、ドイツなどの国からは、すでに女性受賞者が出ている。

なんで受賞ラッシュにわく日本は、ゼロなのか。

「ノーベル賞量産国日本で、なぜ女性受賞者がでないのか」という論文を書いている、小川眞里子・三重大名誉教授(科学史・科学論)はBuzzFeed Newsの取材にこう語る。

「女性の研究者が少なく、裾野が広がっていないことが一番の要因です」

内閣府が女性研究者の割合を国際比較したグラフを見ても、日本は堂々の最下位だ。

日本は14.7%と、ブービーの韓国と4ポイント差。いちばん高いポルトガルは45.4%。アメリカは34.3%だ。

博士課程修了者の数で見ても、圧倒的に女性が少ない。

EUが発表した欧米35カ国の博士課程修了者に占める女性比率(2012年)を見ると、日本は28.4%と、堂々のブービー。

日本より低いのは地中海に浮かぶマルタ(25.0%)だけ。EU27カ国の平均(45.6%)を大きく下回っている。

ちなみにアメリカは53.4%と、過半数が女性。フランス、ドイツ、イギリスも42.6~45.2%と割合は高い。

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最終更新:10/4(火) 17:01

BuzzFeed Japan