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SNS時代の地方自治体の町おこしは、オモシロ動画で勝負

AbemaTIMES 10/4(火) 20:18配信

(C)AbemaTV

自治体同士のラップバトル動画で町おこしをしてみせた秋田県湯沢市と鹿児島県長島町。今、動画で町おこしをしようという動きが盛んだ。

このラップ動画を作っているのは茨城県古河市、「ここが古河」というタイトル

「KOGA、KOGA ここが古河… ここは関東ド・マンナカ古河、ウソがホントが地図見ろなほら」という歌いだしで始まるこのラップ。次々と本格的なリリックで古河市の魅力を紹介していく。

ところが途中からメロディーは一転。哀愁漂う曲調になり、「なまじ東京に近いから 夢を持った若者は みんなこぞって都会へ向かってしまったんだ」と北関東の悲哀を歌い上げる。

続いては宮崎県小林市が作った動画。ラップではないが「言葉に注目」という共通点がある。耳を傾けてほしいのはそのナレーションだ。この動画は200万回再生され、「地域おこしの見本動画」と言われている。

主人公は遠い異国から宮崎県小林市へとやってきたフランス人とおぼしき男性。おしゃれなハットにワイシャツ姿の彼の独白で物語は進んでいく。

「遠くフランスからきた私にとってこの小林市は不思議なことだらけだ。これほど広大な森林を持ちながら、名前は“小”林…」

小林市に関する食、水、人などのテーマごとにフランス語で疑問を呈しているように「聞こえる」。だが最後まで聞いて欲しい。

実はすべて西諸弁で話していたというオチだった。

そしてもう一本が山口県周防大島町の移住促進VTR、タイトルは「回帰」。総務大臣賞を獲得している。

この動画でのメッセージは地方で暮らすことと都会で暮らすことの比較である。画面が縦に2分割されており、左の画面では都会で働く「自分」と右の画面では地方で働く「自分」とが映し出される。

朝、目覚めて出勤する2人の「自分」。無機質なオフィス街を歩いているのに対し、地方暮らしの男性は穏やかに自然の中の町を歩く。そして、夜。都会生活では暗くなったオフィスで残業を続けているのに対し、地方暮らしの男性は仲間たちと酒を飲み交わし、早い時間に就寝する。

暗くなったオフィスで都会にいる「自分」がぽつりと一言。

「俺が求めた暮らしってなんだろう」

すると地方暮らしの「自分」が一言。

「よくある症状だよね、そんなときにはこれ。都会の疲れにはこれが効く」

「シマグラシ」と書かれた薬品の箱が。地方暮らしが東京で疲れた人たちにとっての処方箋であるというメッセージのVTRだ。

様々なカタチで動画を発信する地方自治体。SNS時代には動画によるPRが効果的であるのは間違いなさそうだ。

最終更新:10/4(火) 20:18

AbemaTIMES