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立山・内蔵助カール 11年ぶりにムーラン出現 内部に潜入/富山

チューリップテレビ 10/4(火) 20:30配信

 立山の内蔵助(くらのすけ)カールにある氷河遺跡で、ムーランと呼ばれる縦穴の入り口が11年ぶりに姿を見せ、立山カルデラ砂防博物館の学芸員が氷河の調査に入りました。

 その様子を高画質の4Kカメラで取材しました。

 立山の縦走路、富士の折立と真砂岳の東斜面に広がる、内蔵助カール。

 先月の24日、立山カルデラ砂防博物館の学芸員がGPSやドローンなどの最新の測量技術を使い、5年前に埋め込んだ標識の移動調査を行いました。
 「(今年は)早く雪どけが進んでしまって、表面に氷河氷が出てきている状態です。10年とか20年ぶりに雪が大融けして、水路とかムーランとかがいっぱい見られる状態になっています。かなり珍しい年だと思います。完全に氷河氷そのものなんですが、(氷が)流れていれば氷河になるんですが、氷が流れているかGPSなどで調査して、近々に結果が出ると思います」(立山カルデラ砂防博物館主任学芸員・福井幸太郎さん)

 今年は、暖冬の影響でいくつもの水路ができ、融けた水はムーランと呼ばれる縦穴を作ります。
 9月はじめ、新しいムーランが姿を表しました。
 これは2005年以来、実に11年ぶりのことです。
 氷の中には、1500年以上前の空気が含まれていて、過去の環境を知る貴重な資料です。
 2012年4月、立山の剣岳にある小窓(こまど)、三の窓(さんのまど)雪渓、そして、御前沢(ごぜんざわ)雪渓が、極東アジア初の氷河と認定されました。
 紅葉が山肌を染める立山は、まもなく冬の季節へと移ります。

チューリップテレビ

最終更新:10/4(火) 20:30

チューリップテレビ