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【ブラジル】暴力被害の女性 今年1~6月で5千人超=サンパウロ市

サンパウロ新聞 10/4(火) 4:37配信

 サンパウロ市内では2016年1~6月の間に5000人を超える女性が暴行傷害事件の被害者となった。国連によると、女性に対する暴力の件数は、ブラジルを家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)世界第5位へと押し上げている。伯メディアが26日付で伝えた。

 今年初めの6カ月間に暴行の被害者となった女性の数は、サンパウロ市内だけで5343人に上った。これらのケースの80%以上は夫または交際相手による暴行だった。18の事件では、暴行を受けた女性は死亡した。

 これと同じ時期、同市内では76人の女性が強姦の被害者となり、5400人を超える女性が脅迫被害に遭った。

 女性に対するこれらの問題について議論するために26日、様々な分野の女性達がサンパウロ州政庁に集まった。国際的な問題を担当する州政府の特別顧問、アナ・パウラ・ファバ氏は、これは世界中で起こっていることであるため、今回の会合の重要なポイントは国際的な経験をもたらすことだとしている。

 非政府組織「セカンド・チャンス」の創設者で家庭内暴力との闘いに関する著書を持つ米国人女性、ルディ・グリーン氏は、勉強や仕事をする女性はこの暴力のサイクルから抜け出すより多くのチャンスを持っている傾向があると指摘。「自分を虐待している夫などに依存しなければならない場合、経済的に良い状態にない場合、彼女達はこの状況から抜け出すことはできない」と述べた。

 35年間の結婚生活の間、夫から暴力を受けていたという教員の女性、イネス・フランシスカ・デ・アルメイダ氏は現在、他の女性達が虐待、暴力に対して「ノー」と言うための手助けをしている。「告発しなければいけない。我々が告発しなければ、我々は何が起こっているのかを知ることができないのだから。あなたはどうやってここから抜け出すつもりですか。私達の当局者達は行動を起こすために、何が起こっているのかを知る必要があるのです」とアルメイダ氏は呼びかけている。

サンパウロ新聞

最終更新:10/4(火) 4:37

サンパウロ新聞