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レッドブル、優勝争いにチームオーダー出さず。「リカルドとフェルスタッペンに“マルチ21”の類はなし!」

オートスポーツweb 10/4(火) 8:16配信

 レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1マレーシアGP決勝において、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンに対し、互いに自由にレースをすることを許可していたと明かした。

2016年マレーシアGP フェルスタッペン、リカルドのために“シューイ”

 首位のルイス・ハミルトンが残り15ラップのところでエンジンが壊れてリタイアした時、リカルドとフェルスタッペンは2番手と3番手でテール・トゥー・ノーズで僅差の戦いをしていた。

 バーチャル・セーフティカー導入の際に、後ろを走るニコ・ロズベルグとの間には大きなギャップがあったため、レッドブルは両ドライバーが安心して最後まで走り切れるよう、ふたりともピットに呼んで新品のソフトタイヤに交換した。

 フェルスタッペンはリカルドに迫ったが、チェッカーフラッグが近づくにつれ差が開き、リカルドが持ちこたえて2014年8月のベルギーGP以来の勝利をものにした。

 ホーナーによると、最後のピットストップの後、1位と2位を走るようになってから、ふたりの競り合いを止めることは考えなかったという。

 ホーナーは言う。「あの後で私が決めた」
「私は彼らのレースエンジニアたちにこう指示した。『好きに走っていい。だが43ポイント(注:1位と2位による獲得ポイント)は必ず獲得しなければならない』と」
「ドライバーたちにも同じように頼んだ。彼らはその通りにしてくれたよ」

「我々からすれば、ドライバーたちが自由に戦うのを許可することは問題なかった」
「ふたりは同じエンジンモードで走り、パワーの状態は同じだった。どちらかが有利ということはなかった」
「どの段階でもマルチ21(注:2013年マレーシアでのセバスチャン・ベッテル、マーク・ウエーバーへのチームオーダー)のような指示は出さなかった」

「ふたりのドライバーは違う状況にある」
「我々が目にしたのは、ふたりが互いに相手を真に尊敬しているということだ」
「彼らは素晴らしいレーサーであり、ファイターだ。ふたりを対決させたことに満足している」


 リカルドとフェルスタッペンは双方ともに戦いを楽しみ、お互いに大きな尊敬の念を抱いていると語った。

「ハードなレースだった。僕たちはふたりとも、相手を叩きのめして自分が勝つと心に決めていた。でも僕たちは今日それをとてもフェアに、大きな敬意を持ってやったんだ」とリカルドは言う。

「僕はフェルスタッペンに感謝しているし、きっと彼もそう感じているんじゃないかな」

 フェルスタッペンは彼らの劇的な戦いについてこう付け加えた。
「僕たちは素晴らしい勝負、フェアな勝負をした。それによって僕たちの間に敬意があることがわかると思う」

「お互いに十分なスペースを与えながらバトルができるというのは気分がいいね。僕たちは相手を押し出そうとするようなことはなかった」

「ターン7に差し掛かるとき、ブレーキをできるだけ遅らせようとしたけれど、ある時点で諦めたんだ。僕の方が少しタイトなラインを取っていたから、万が一、縁石にぶつかったら左に跳ね飛ばされてしまう。そうしたら僕たち二人のレースが終わってしまうからだ」

「それよりも1位と2位になる方が断然いいさ」


[オートスポーツweb ]

最終更新:10/4(火) 8:19

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