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「特定行為」の研修施設開設 県内初、七尾・恵寿総合病院

北國新聞社 10/4(火) 2:45配信

 七尾市の恵寿総合病院は3日、脱水時の点滴など「特定行為」ができる看護師を養成する研修センターを開設した。石川県内では初めての養成機関で、看護系学校を除く病院では東海北陸初となる。能登地区では医師不足や高齢化が深刻化しており、同病院は患者の症状を判断して処置できる看護師を増やすことで、在宅医療を推進させたい考えだ。

 特定行為は、脱水時の点滴や手術後の痛みに対する鎮痛剤の投与、胃ろうのカテーテル交換などの38行為をいう。従来は医師しかできなかったが、昨年の法改正により、国が指定した病院や学校で研修を受けた看護師は、医師が作る「手順書」に従い、実施できるようになった。

 患者のそばにいる看護師が素早く対応できるようになることから、厚生労働省は今後、10万人以上の養成を目指している。

 恵寿総合病院は8月4日に研修機関に指定された。医師や看護師らでプロジェクトメンバーを発足させ、研修開講の準備を進めてきた。

 第1期生は同病院の看護師5人で、働きながら1年間で呼吸器系や栄養系など四つの区分の特定行為について学ぶ。半年間は自宅でインターネットを使って学習し、後は研修センターで実習などを行う。講師は同病院の医師や専門的な技術を習得した認定看護師が務める。

 開講式では、山本健センター長が「高齢化が進む能登の地域医療に貢献し、さらに看護の質を向上させたい」とあいさつし、県看護協会の吉野幸枝会長、七尾市医師会長で同病院を運営する董仙会(同市)の神野正博理事長が激励した。式後、受講生が研修について説明を受けた。

北國新聞社

最終更新:10/4(火) 2:45

北國新聞社