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窓際のしずる感。コンテンツ写真の命は構図にあり

Web担当者Forum 10/5(水) 7:06配信

心得其の475

なにより大切なものは

今回は上手な写真のTIPS編。本稿における「上手な写真」とは、コンテンツ用として「使える写真」を指し、「つかえねー」な写真を下手とします。肝心なことは「テーマ」を設定すること(前回参照)。そのうえで、より良く、より簡単に撮影するためのTIPS(小技)を紹介します。

まず、写真は「構図」がすべてといっても過言ではありません。写真を切り取る「トリミング」も、より良い「構図」を得るためのアプローチであり、写真家ロバート・キャパの代表作「崩れ落ちる兵士」がメッセージ性を帯びたのも、画面に拡がる広大な空との対比があればこそです。なおこの写真は、ノンフィクション作家の沢木耕太郎さんなどによる検証の結果、「銃で撃たれた瞬間」ではなく「訓練中に転んだ兵士」説が有力となっています。

被写体との角度、距離、配置、配色も含む「構図」とは「センス」の世界。これを先人の知恵を借り身につけます。

共有されるノウハウ

もっとも簡単な方法が、プロカメラマンの構図をリスペクトすること。「テーマ」に最も近い写真を、新聞、雑誌、Web媒体から抽出しそれを真似ます。『写真構図のルールブック』のような書籍があるように、歴代カメラマンの切磋琢磨によって蓄積、共有されているノウハウが「構図」であるともいえます。

厳密には構図も著作権の対象となることがあるので、「丸ごとのコピー」はオススメしませんが、学ぶの語源が真似るにあるように、敬意を込めた模倣は、技術習得の基本であり最短距離です。

かつて、プロカメラマンが用いる構図をナビゲートするアプリがあったようですが、現在は廃版になっているようで復活に期待します。

プロと素人の差

“>>>
立ち位置を変えるだけで、プロっぽい構図の写真になる
<<<”

とは、広告で仕事をしたプロカメラマンから教わった話です。素人は棒立ちでシャッターを切りますが、地面にしゃがみ込み、脚立の上に登るのがプロカメラマンだと語ります。地面からの撮影は、見上げる角度から奥行きや広がりを演出し、台に上れば全体を納めやすく、やはり立体感を得ることができます。プロはテーブルにおかれた料理の写真でさえ、脚立の上から「望遠レンズ」を使って撮影します。

「テーマ」を的確に表現する構図の1つが「アップ(接写)」です。被写体の「特徴」にフォーカスすれば、そのまま「テーマ」を表現していることになります。

カルビ、牛タンが盛り込まれた焼肉メニューがあったとします。牛タンに自信があるなら牛タンを中心とし、サシ(肉脂)のきめの細かさが他店の追随を許さないのならば、サシだけを撮影するということです。アップによって特徴を切り出すことで「サシが自慢ですよ、美味しいですよ」と一も二もなく伝える。言い換えれば、それ以外は伝えないという荒技ですが、高い広告効果が期待できます。

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最終更新:10/5(水) 7:06

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