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【W杯アジア最終予選】俊輔 ハリルジャパンの“不安説”を一蹴

東スポWeb 10/5(水) 7:05配信

 ロシアW杯アジア最終予選イラク戦(6日、埼玉)に臨む日本代表では、MF香川真司(27=ドルトムント)ら主力選手が所属の欧州クラブで思うように出場機会を得られていない。バヒド・ハリルホジッチ監督(64)はパフォーマンスの低下を心配し、サッカー界からも懸念の声が出ているが、元日本代表で長い間エースナンバー10を背負ったMF中村俊輔(38=横浜M)が“不安説”を一蹴した。

 ハリルジャパンでは主力の香川、FW本田圭佑(30=ACミラン)、FW岡崎慎司(30=レスター)、MF清武弘嗣(26=セビリア)らが、クラブで出番が激減。ハリルホジッチ監督は「出場機会を得なければ代表には呼べない」と話しつつも「他に誰がいるのか」と苦渋の決断を下したように、コンディションや試合勘などに不安を募らせている。

 ロシアへ行くために負けられない試合となる最終予選イラク戦とオーストラリア戦(11日、メルボルン)を万全な状態で迎えられるのか。サッカー界でも懐疑的な見方が出ているが、俊輔は「岡崎、清武、香川はいるチームといい、(ライバル関係となる)ポジションにいる選手の質も別格だから」と切り出して持論を展開した。

「長友(佑都=30、インテル)とかもそうだけど、そこそこのチームにいてレギュラーで出るより、みんな少しでも高いレベルに上がろうとして(強豪クラブに)行っているわけ。試合に出れなくてもそういうところに行くほうがいい。それでコンディションのこととか言う人は、本当のところで戦っていない人だと思う」

 もちろん、レギュラー確保が理想なのは言うまでもない。それでも各国代表を何人も抱える強豪クラブから声がかかるレベルの選手であれば、激しいポジション争いがあるのは当然。そうした環境こそが選手の成長につながっており、試合勘やコンディション面はさほど問題にならない…というわけだ。

 それが欧州中堅クラブであっても「例えば、宇佐美(貴史=24、アウクスブルク)君なんかもドイツで出れなくてもG大阪にいるより成長できていると思う」。これまでイタリア、スコットランド、スペインを渡り歩いた天才レフティーは経験も踏まえて、より厳しい環境に身を置くことを優先すべきと強調した。

 欧州組に低調なパフォーマンスが目立った9月の予選2試合は、出場機会減による試合勘の欠如というより、欧州のシーズン開幕直後だった影響もあっただろう。俊輔の指摘通りなら、“欧州ベンチ組”も次は本来のパフォーマンスを発揮してくれるはず。

 3日の練習後、取材に応じた香川は「(出番激減は)ネガティブにとらえがちだけど、自分たちで結果を出して証明するだけ」と力を込めた。大先輩の信頼を裏切らないためにも、今度こそ本領を発揮しなければならない。

最終更新:10/5(水) 8:53

東スポWeb