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西武・岸FA流出か

東スポWeb 10/5(水) 16:46配信

 辻西武の船出を前に、暗雲が垂れ込めている。オフの去就が注目されているエース・岸孝之(31)にFA流出の“兆候”が表れているからだ。

 球団はシーズン中から水面下で契約延長交渉を進め、すでに新たな複数年契約を提示した上で岸側の回答を待っている。しかし、チーム内、球団側の反応はともに「7―3の確率で出て行く」と残留の手応えは薄い。

 その一つの根拠となっているのが「信頼するコーチの退団」だ。今季、3年連続Bクラスに沈んだ西武は田辺監督が退任し、球団OBの辻氏が新監督に就任。公式戦終了翌日の9月29日には奈良原内野守備走塁コーチ、宮地二軍打撃兼外野守備走塁コーチに来季の契約を結ばない旨を通達した。その一方、想定外だったのは同じタイミングで中野達也トレーニングコーチ(32)から退団の申し入れがあり、了承せざるを得なかったことだ。

 中野コーチはリハビリなどを行う理学療法士で、西武では特に投手陣の故障を予防する練習メニュー作成、管理などを担当した。ここ数年、小さなトラブル続きだった岸は菊池ら投手陣とともに解剖学、生理学にも精通した中野コーチのトレーニング理論に心酔。信頼関係を深めていた。

 中野コーチの表向きの退団理由は「信頼していた田辺監督の退任に伴うもの」とされるが、一方では「球団の旧態依然とした体質に居心地の悪さを感じていた」(チーム関係者)とする見方もある。

 なにより、この動きは「ワクが出て行った時(の動き)に似ている」(同関係者)と2013年オフにFAでロッテに移籍した涌井の動きと符合。涌井の場合は退団前の11年オフ、信頼する大迫幸一トレーニングコーチがロッテに“先乗り移籍”していた。

 中野コーチの有力移籍先と見られるのが、岸の出身地である宮城・仙台に本拠地を構える楽天。3年前のエース流出劇と同じように、他チームで再合流してしまうのか。

最終更新:10/5(水) 16:46

東スポWeb