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【W杯アジア最終予選】悩むハリル…本田外しか

東スポWeb 10/5(水) 18:40配信

 日本代表エースの処遇は――。ロシアW杯アジア最終予選イラク戦(6日、埼玉)に向け埼玉県内で合宿中のハリルジャパンは4日に選手25人が揃い、初めて戦術練習を行った。帰国したばかりのFW本田圭佑(30=ACミラン)は別メニュー調整となり、チーム練習には合流しなかった。エースはクラブで出番のない状況。その起用について、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)はギリギリまで頭を悩ませることになりそうだ。

 4日朝にイタリアから帰国した本田は、夕方から行われた合宿にさっそく合流。しかし長距離移動の疲労が考慮されて完全別メニューとなり、ランニングのみで戦術練習に参加しなかった。

 ACミランでは2試合連続出番がなく、今季の通算プレー時間はわずか19分。実戦不足による試合勘への影響に不安は増すばかりだが「心配をしていない。自分の中では久しぶりに試合するのが楽しみ」と本田はどこ吹く風。「僕からしたら、こんなのプレッシャーでもない。ミランに行って監督が代わるたびに出られないときがあった。何度もその課題を経験していることが、不安になっていない要因」と自信満々に言い切った。

 本田の言う通り、確かにクラブでの出場機会が少ないだけで見限ることはできない。本田はロシアW杯アジア予選で出場7試合連続ゴールを決めるなど、代表での勝負強さは折り紙付き。前線でボールを収めることができ、攻撃のリズムもつくり出せる。精神的支柱であり、苦しい時こそチームに必要な存在なのだ。

 しかし、ハリルホジッチ監督は迷っている。10月の2連戦に臨む会見では「火曜日(4日)に到着する選手は、試合2日前で本当に難しい。たくさんのことができない。火曜日に到着した選手に対しては、少しトライしないといけない」。長距離移動による疲労や時差ボケなどコンディションの不安から、直前合流となる本田をスタメンから外す選択肢を示唆した。

 9月の最終予選2試合では、クラブで試合に出ていない影響からか、後半に入ると運動量が明らかに落ちた。アウェーのタイ戦でもゴール前で足に当てれば得点というチャンスで空振りする失態を犯しており、現在の本田のパフォーマンスは好調時には程遠い。指揮官が頭を悩ませるのも当然だろう。

 実際に本田はこの日の練習後、周囲との連係について「心配していない」と言いつつも「どうもこうも、今日集合してランニングしかしていないから分からない」と不安ものぞかせた。しかも、試合2日前のチーム練習に合流していない選手が本番に出てくることはあまり例がない。

 エースの圧倒的な勝負強さにかけるか、あくまでコンディションを重視するのか。その決断は日本代表、そして結果次第でクビが飛ぶハリルホジッチ監督自身の命運も左右することになる。

最終更新:10/5(水) 18:40

東スポWeb