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『べっぴんさん』とノーベル賞 四つ葉のクローバーをめぐる“偶然の一致”

オリコン 10/5(水) 15:53配信

 なかなか見つけられないことから、「見つけると幸せになる」という言い伝えが広く知られている四つ葉のクローバー。3日朝にスタートした、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(月~土 前8:00 総合ほか)の初回で四つ葉のクローバーにまつわるエピソードが描かれ、同日夜にノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった東京工業大学栄誉教授の大隅良典氏の趣味の一つが「四つ葉のクローバー探し」という、“偶然の一致”が起こった。

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 「オートファジー(自食作用)の仕組みの発見」でノーベル医学・生理学賞に選ばれた大隅教授は、四つ葉のクローバーを見つけるのも得意で、大学のキャンパス内で見つけては教え子や職員に「良いことがありますように」とプレゼントしていたという意外な一面がメディアで紹介され話題となった。

 一方、『べっぴんさん』は、戦中戦後の神戸を舞台に、ヒロイン・すみれ(芳根京子)が3人の仲間たちと子ども服の会社を立ち上げ、母として、働く女性として奮闘する物語。クローバーは、物語の重要な要素となっており、撮影のためにわざわざ荒れ地を整えて種をまき、クローバー畑を作ったほど。

 初回に登場した(大人の)すみれが手に持っていたハンカチにも、四つ葉のクローバーの刺しゅうが施されていた。それは、子どもの頃、母・はな(菅野美穂)が四つ葉のクローバーの刺しゅうをしてくれたハンカチ。クローバーの4つの葉には、それぞれ「勇気」「愛情」「信頼」「希望」という意味があり、それが全部そろうと幸せになれる、という母から聞いた話を思い出すシーンがあった。4つの葉の意味には諸説あるが、『べっぴんさん』では母と娘の想いをつなぐ象徴として、四つ葉のクローバーの刺しゅうがたびたび登場する。

 第1週では、ヒロインの人生に大きな影響を与えた、子どもの頃の出来事を描いている。すみれは、眠ることを忘れて刺しゅうに没頭。母のように刺しゅうがうまくなりたい一心から、靴作りにも針と糸を使うという靴職人の話を思い出すと、好奇心に負けて父親の靴を分解してしまい、大騒動に発展してしまう。

 大隅教授の話に戻ると、4日に行われた記者会見で「最初のきっかけは基本的な知的好奇心にある。そういった気持ちを大切にしてほしい」と未来の研究者にエールを送っていた。好奇心と一度夢中になると、並外れた集中力を発揮するところは、“偶然の一致”ではなく、何かを成し遂げる人の共通点なのかもしれない。

最終更新:10/16(日) 3:32

オリコン