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郵政以来の大型IPO銘柄 「JR九州」の初値上昇は期待出来るのか、JR3社の前例から分析

マネーの達人 10/5(水) 5:00配信

10月25日に東証への上場を控えるJR九州。郵政やLINE以来の大型上場案件として、市場の注目度は日に日に高まっています。JRグループのIPOとしては実に19年ぶり。JR東海以来の上場案件です。

果たしてJR九州は本当に「買い」と言えるのでしょうか。

上場済み3社の現在価格は総じて初値超え

これまでにJR関連で上場した会社は3社。

■JR東日本(9020)

初の上場事例となったJR東日本(9020)は1993年に上場し、初値で50%を超える上昇を見せています。当時の時代背景や年代の違いを考えると、この上昇はあまり参考にならないでしょう。

■JR西日本(9021)

1996年10月上場のJR西日本(9021)、翌年に上場したJR東海(9022)は初値ではほとんど上昇していません。実に、1枚あたり数千円程度の利益。IPOとしては物足りない結果に終わっています。

■JR東海(9022)

公募価格に対し約5倍の上昇

既上場のJR3社には特筆すべき点もあります。それは、現在価格が総じて公募価格を超え、大幅上昇していると言うことです。特にJR東海(9022)に関しては公募価格に対し約5倍の上昇。JR西日本(9021)に関しても倍近い価格での推移が続いています。

初値上昇しにくい大型IPO

基本的に大型IPOは上昇しにくいという特徴があります。

IPO投資を行う上で、時価総額に注目することは非常に重要です。

例えば、

時価総額が「50億円の企業が上場する場合」と「500億円の企業が上場する場合」

もちろん、上場市場や業種の違いもありますが、需給面だけで考えると前者の方が初値上昇しやすいと言えます。

なぜなら、後者に比べ、株価上昇に必要な「買い」の圧力が少なくて済むからです。この度上場するJR九州の時価総額は3920億円。この規模の上場案件であればそれなりの買い圧力が必要になります。よって、時価総額が大きい企業のIPOは、初値上昇しにくいと言えるのです。

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最終更新:10/5(水) 5:39

マネーの達人